こちらでは、朝ドラ「純情きらり」23週目第138話のあらすじのネタバレや、純情きらりと原作の比較、感想をまとめています。
純情きらりの第137話「昔の俺じゃない」では、達彦が、桜子に今の自分は出征前の自分じゃないと話すストーリーでした。
純情きらりの第138話「達彦の謝罪」では、達彦は戦争中に見捨てた仲間の姉の家へ謝罪に行くストーリーとなっています。
2006年9月9日(土)放送
第23週サブタイトル『思いがけない帰還』
朝ドラ『純情きらり』第138話のネタバレあらすじ
ここからは、9月9日に放送された朝ドラ「純情きらり」第138話のあらすじをまとめたネタバレです。
純情きらり138話のあらすじを要点にまとめると、こんな感じのストーリーとなっています。
- 達彦に会い、達彦の心の傷を探る裕樹
- 戦友の遺族に遺品を渡せずにいることを知る
- 若山の姉に会い、達彦に会ってほしいと頼む
- 戦地での辛い出来事を打ち明ける達彦
- 若山の姉に会いに行く二人
- 許すことはできないと穏やかに話す百合子
原因を探る
有森桜子(宮﨑あおい)の思いも届かず、冷たく突き放す達彦。
戦場での辛い出来事が原因なのではないかという浩樹は、松井達彦(福士誠治)に会いに行く。
自身も戦地での辛い体験に苦しめられたと、達彦の心の傷に近づこうとする裕樹。
しかし、傍らにあった戦友の遺品に話が触れると、心を閉ざし去ってしまった。
達彦の心の傷
達彦が、戦死した戦友のことを気に病んでいて、遺族に遺品を渡しそびれていると知った裕樹。
仙吉の話で、帰還してから一度だけ外出した先が、豊川だという。
おそらくその豊川に遺族がいるのだろうということを桜子に話す。
翌日、桜子は豊川に行き、達彦の戦友・若山哲平の実家を訪ねた。
そして、若山のたった一人の家族である姉・百合子に、達彦に会ってほしいと頼む。
戦地での辛い出来事
岡崎に戻った桜子は、達彦に一緒に若山の姉に会いに行こうと言う。
一人で苦しむ達彦を放って置けないと言う桜子は、戦地で何があったのか話してほしいと訴える。
退却命令を受けた達彦は、重傷を負って動けなくなった若山を已む無く塹壕に残し、死なせてしまった。
姉・百合子にとって弟・哲平は、両親を早くに亡くし、母代わりとなって大切に育てた、たった一人の肉親だった。
そんな若山を見捨て、自分が生き残ったことを責め続ける達彦。
戦地の辛い体験を告白し、桜子の腕のなかで泣き続けた。
若山の姉を訪ねて
達彦は、桜子と共に若山の姉・百合子を訪ね、遺品を渡し、弟・哲平を死なせてしまったことを謝罪する。
しかし、百合子は「許しません」と答える。
戦意を奮い立たせ、弟を戦地に送り込んだ戦争を、それを止めなかった自分自身も許さないと決めたと言う。
だから、あなたのことも許すことはできないのだと穏やかに微笑むのだった。
帰り道、川原にたたずむ二人。
戦争での辛い出来事は、自分にも起き得ることなのだと言い、どんな時も達彦の味方であると話す桜子。
一人で抱えていた辛い思いが溢れ、涙する達彦の肩を抱き寄せた。
達彦を元気付けていましたが、自分の身にもピンチが訪れるんですよね、、、
純情きらり第139話のあらすじを知りたい方は、第139話「桜子職を失う」へ読み進めてください。
純情きらりと原作の比較
こちらは、純情きらり138話と原作の比較です。
全話の原作との比較については「朝ドラ『純情きらり』の原作との違いは?徹底比較まとめ」でまとめています。
朝ドラ「純情きらり」第138話の感想まとめ
こちらは、朝ドラ「純情きらり」第138話の感想まとめです。
ドラマを観た私の個人的な感想かつ独り言ですので、スルーしていただいても結構ですw
また、感想の中にはまだ放送されていないネタバレも含まれている場合もありますので、ご注意ください。
浩樹さん
今や有森家にはなくてなならない存在となっている浩樹さん!
有森家のトラブルに客観的な視点から、的確な助言をしてくれます。
杏子と出会ったときは、戦地から負傷して帰還し、自暴自棄になっていて、怖くて近寄りがたい印象でした。
杏子と親しくなってから、柔らかい物腰になり、今になっては有森家を明るくする助っ人的存在になっています。
この幅広い変化を違和感なく演じている 高橋和也さん。
元ジャニーズで、「男闘呼組」のメンバーでした。
個人的に、未だに「男闘呼組」の印象が強いのですが、、、
この浩樹という役を見て、すばらしい役者さんに変貌していたんだと、今更ながら驚きました。
達彦の苦しみ
達彦さん、戦場で仲間を置き去りにしてきたんですね、、、
自決用の手榴弾を手渡し、置き去りにするなんて残酷・・・
上官の命令は絶対であり、でも瀕死の部下を見捨てることもできない、、、
達彦のように中間の立場は板ばさみになりながらも決断をしなければならなくて、どんなに辛いことか。
自分だけが生き残った、、、この罪悪感の大きさは計り知れないものですよね。
周りが「生きててよかった!」と喜んでくれるほど、達彦は苦しくなるんでしょうね、、、
結果オーライ
達彦の苦しみの原因がわかった桜子は、早速行動に出ます。
こういうところが桜子らしいというか、、、
本来ならば”余計なお世話”だと思うのですが、ドラマ成立のため、結果オーライという展開ですね、、、
下手をすれば、達彦大激怒!二人はそれっきり・・・となりかねないのではないでしょうか、、、
苦しんだ?
「戦地にいなかった君に何がわかる?」と言われ、「私だって苦しんでた!」と訴える桜子。
婚約者の死を告げられ悲しんだり、山長を何とか存続させながらもかねを看取ったり、辛く大変なことはたくさんあった。
方や、暗い塹壕やジャングルで敵の攻撃に怯え、怪我を負った仲間のうめき声、死臭にまみれ、死と隣あわせの状況を生きながらえてきた達彦。
「私だって苦しんだ」って言われても、ちょっとどうよ?って思うのですが、、、
生きる希望をなくしたときの支えだったとはいえ、冬吾を好きになったりもしてたし、、、
やり場のない悲しみ
置き去りし死なせてしまった兵士の姉さんに謝罪する達彦。
木村多江さんの「許しません・・・」の笑顔がちょっと怖い。
でも、その後の言葉が印象的でした。
戦争が正義だと戦場に駆り立てた人々も、それを止めなかった自分も許さないと決めた・・・だから達彦のことも許さない。
優しい口調で、許さないといいつつも、達彦を責めているわけではないのかなと。
「あなたにには未来がある。でも弟にはない」と言う言葉が、やり場のない怒りや悲しみを象徴しているように思えますね。
以上が、朝ドラ「純情きらり」第23週目第138話のあらすじのネタバレと感想まとめでした。
ここから下は、純情きらり第23週の最後のあらすじのネタバレが含まれています。第23週のあらすじを一気に知りたい方だけ、読み進めてください。
純情きらり第23週目のネタバレあらすじ
138話放送の純情きらり第23週「思いがけない帰還」のあらすじは、戦争も終わり、かねの一周忌を迎えた山長に、戦死したと思われていた達彦が戦争から戻ってくるストーリーとなっています。
第23週のあらすじを一気に知りたい方は、純情きらりの第23週「思いがけない帰還」で、要点を絞ってあらすじをネタバレしていますので、ご確認ください。