こちらでは、朝ドラ「純情きらり」12週目第68話のあらすじのネタバレや、純情きらりと原作の比較、感想をまとめています。
純情きらりの第67話「音楽学校合格!」では、東京音楽学校の試験に再度挑戦し見事合格するストーリーでした。
純情きらりの第68話「先生の視察」では、文部省の視学官が女学校で講義内容を視察に来るストーリーとなっています。
2006年6月20日(火)放送
第12週サブタイトル『絆が試されるとき』
朝ドラ『純情きらり』第68話のネタバレあらすじ
ここからは、6月20日に放送された朝ドラ「純情きらり」第68話のあらすじをまとめたネタバレです。
純情きらり68話のあらすじを要点にまとめると、こんな感じのストーリーとなっています。
- 西野から学校を辞めてもらいたいという意見があることを聞く
- 冬吾が6年前に逮捕された過去を明かす
- 身辺調査されていることに心当たりがあった
- 女学校の校長が有森家を訪れる
- 杏子が老女の社会を嘆く話を聞く
- 教師を続けたいなら別れろを言われる
源氏物語は不敬
西野先生から、冬吾に前科があったことを聞いて驚く桜子と笛子。
冬吾と結婚する笛子に対し、学校では辞めてもらいたいという意見が出ているという。
その時、スケッチに出かけていた杉冬吾(西島秀俊)が帰ってきて、事情を聞きだす。
6年前、隠れて左翼活動をしていた友人と酒を飲み、酔った勢いで駐在所に投石して逮捕されたという。
右も左も思想などないが、友人が警察に散々痛めつけられたことで、世の中の不条理を感じたと話した。
有森桜子(宮﨑あおい)は、なぜ冬吾の前科が知られたのか不思議に思ったが、笛子には心当たりがあった。
先日、学校に文部省の役人が査察に訪れ、授業で教えている「源氏物語」を天皇陛下に関する記述が不敬だとし、注意を受けた有森笛子(寺島しのぶ)。
しかし、源氏物語は日本が世界に誇れる古典だとたて突いたことで、目を付けられてしまったのだという。
不穏な動き
翌日、女学校の校長が西野先生と共に有森家にやってきた。
冬吾にマルクスや共産主義について質問し、反社会思想であるかどうかを探りに来たのだ。
校長たちが帰ると入れ替わるように、小鈴が老女を連れてやって来た。
老女は、杏子の指圧を受けに度々有森家を訪れているヨシで、腰をさすって欲しいと言う。
快く引き受け家に招き入れた有森杏子(井川遥)は、ヨシの様子がおかしいことに気付き、どうかしたのかと訊ねた。
ヨシは、孫の出征を嘆き悲しんでいることを周囲に咎められ、辛い思いをしているのだと堰を切ったように泣き出す。
杏子はそんな世の中を嘆き、ヨシに優しく声をかけ寄り添った。
その様子を小鈴の別れた夫・信吉と刑事が、有森家の塀越しに覗いていた。
信吉は、小鈴と別れることになってしまったのは、逃亡を手助けした杏子のせいだと思い込み、仕返しの機会を狙っていたのだ。
妙な胸騒ぎがして、表に飛び出す桜子だったが、誰もいなかった。
そこへ笛子が暗い表情で帰ってきた。
冬吾の前科について説明したが、教師を続けたければ、冬吾と別れろと学校から言われたのだった。
信吉と刑事が怪しい行動をしていましたが、杏子の身にとんでもないことが起こるんですよね、、、
純情きらり第69話のあらすじを知りたい方は、第69話「先生か夫か」へ読み進めてください。
純情きらりと原作の比較
こちらは、純情きらり68話と原作の比較です。
全話の原作との比較については「朝ドラ『純情きらり』の原作との違いは?徹底比較まとめ」でまとめています。
学校で冬吾と別れろと言われた話は本当か?
純情きらりでは、笛子が学校で教師を続けたいなら冬吾と別れろと言われましたが、原作ではそういった話は一切ありません。
原作では、桜子が間をとりもって2人を見合いをさせて、結婚しています。
学校からいちゃもんつけられた話は一切ありませんので、学校から別れろと言われた話は、純情きらりのオリジナルストーリーです。
朝ドラ「純情きらり」第68話の感想まとめ
こちらは、朝ドラ「純情きらり」第68話の感想まとめです。
ドラマを観た私の個人的な感想かつ独り言ですので、スルーしていただいても結構ですw
また、感想の中にはまだ放送されていないネタバレも含まれている場合もありますので、ご注意ください。
石投げた!
冬吾に前科!の驚きで始まる68話でした。
前科と聞くと何かすごいことをやらかしたのでは!とドキドキしましたが、「石を投げただけ」と聞いてちょっとほっとしました、、、
しかし、一緒にやらかした相手が反思想家だったということで、ことはただのいたずらではすまなかったわけですね、、、
それにしても酔った勢いで石投げ込んだって、子供じゃあるまいし、ほんとやんちゃですね、、、
しかもあの時代、反思想家と一緒なら、大事になることぐらいわかっていたと思うのですが。
心中騒動に今度は前科、冬吾は叩くとほこりがどんどんでてきますね。今度は何が起こるのでしょうか?
なぜ尋問する?
またまたでてきました、しゃしゃりで娘。
なぜに杉さんに尋問する?
聞くなら、笛子からでしょうに。
相変わらず、他の事に首を突っ込む性格は東京にいたころから変わらないご様子ですね。
しかも、オブラートに包むわけでもなく、単刀直入にズバっと聞くところがデリケートのなさというかなんというか、、、
今も昔も変わらない
杉さんが駐在所に石投て捕まった事件。
発端は、知り合いから金持ちばかりが得をして、貧乏人は働いても働いても楽にならないという話にちょっと共感したんだよねってところでした。
こういう話は、 朝ドラではよくある話ですが、これって今も昔もかわってないですよね。
今の世の中は更に格差が広がって、いつまで経っても変わらないものなんだなと実感したシーンでした。
視学官
校長が笛子の源氏物語を返す時、「視学官」という言葉を口にします。
聞きなれない言葉でなんだろうと調べてみると、戦前に文部省や地方に置かれた教育行政官で、学校の視察や教員の監督を行う役人ということです。
反思想を絶対的に許さない戦前に、厳しく学校を監視していたのでしょうね。
今や絶対に学校で習う「源氏物語」が不敬だといわれていたとは、、、
笛子のように自分の考えを意見すると、目を付けられて身辺を調べられるなんて、恐ろしい。
現在でも視学官は文部科学省に置かれ、その役割は学校教育に係る専門的、技術的な指導・助言を行うのだそうです。
以上が、朝ドラ「純情きらり」第12週目第68話のあらすじのネタバレと感想まとめでした。
ここから下は、純情きらり第12週の最後のあらすじのネタバレが含まれています。第12週のあらすじを一気に知りたい方だけ、読み進めてください。
純情きらり第12週目のネタバレあらすじ
68話放送の純情きらり第12週「絆が試されるとき」のあらすじは、前科がある冬吾と結婚する笛子は学校から辞職を迫られる事態に。家族の生活のために教職を続けていくことを選ぼうとする笛子だったが、そんな笛子を思い、音楽学校の入学を辞退する決意を決めるストーリーとなっています。
第12週のあらすじを一気に知りたい方は、純情きらりの第12週「絆が試されるとき」で、要点を絞ってあらすじをネタバレしていますので、ご確認ください。