エール第1週のネタバレあらすじ | 初めてのエール

朝ドラ「エール」第1週(1話~5話)のネタバレあらすじまとめです。

朝ドラ「エール」
2020年3月30日(月)~4月3日(金)放送
第1週サブタイトル「初めてのエール」

エール1話~最終回あらすじ第2週≫

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朝ドラ「エール」第1週のネタバレあらすじ

こちらでは、朝ドラ「エール」第1週に放送されたストーリーから、ネタバレあらすじをまとめています。

第1週の各話ごとの詳細ネタバレあらすじを知りたい方は、こちらからご確認ください。

朝ドラ「エール」第一週「初めてのエール」一覧
放送回放送日
第1話「東京オリンピック開会式」3月30日(月)
第2話「古山裕一誕生!」3月31日(火)
第3話「恩師・藤堂先生との出会い」4月1日(水)
第4話「北原白秋の詩に曲をつける宿題」4月2日(木)
第5話「呉服店『喜多一』が大ピンチ!」4月3日(金)

1964年(昭和39年)10月10日東京オリンピックの開会式

1964年(昭和39年)10月10日の東京オリンピックの開会式の日から朝ドラ[エール」はスタートします。

1964年10月10日は、まさにアジアでの開催初となる東京オリンピックの開会式があった日です。

開会式が始まろうとしている

まもなく開会式が始まろうという時、会場内のボルテージが上がっている中、一人だけ不安で押しつぶされそうな男がいます。

その男が、朝ドラ「エール」の窪田正孝演じる主人公・古山裕一です。

東京オリンピックの開会式では、裕一が作曲した「オリンピック・マーチ」が、世界に向けて演奏されるのですが、裕一は、その不安な思いから逃れるように姿を隠してしまいます。

気弱な性格の裕一は、「自分が作曲した曲を国民のみんなが受け入れてくれるだろうか」という不安で隠れてしまったのです。

裕一を探し回る妻・古山音

東京オリンピック開会式に一緒に来ていた妻の二階堂ふみ演じる古山音は、裕一がいなくなったことに気づき慌てて裕一を探しまわります。

夫婦二人で曲が流れるのを聴き入る

裕一を見つけた音は、裕一を説得しますが、なかなか勇気がもてないでいました。

すると、そこへ一人の警備員がやってきて、裕一に声をかけます。

その警備員は長崎出身で、原爆で親兄弟を失ったと話します。

そして、その悲しみを救ってくれたのが裕一が作曲をした『長崎の鐘』だったと告白するのです。

先生の曲は人の心を励まし応援してくれます。

のことばに後押しされ、裕一と音は大観衆があふれる会場へと足を踏み入れます。

夫婦二人で裕一が作曲した曲を聴きながら、裕一は緊張している表情で、音は笑顔で裕一を見守っていました。

長男・裕一が誕生

 

時は変って、1909年(明治42年)に昔から絹産業に盛んな福島にある老舗呉服屋「喜多一」の店主・古山三郎と妻・まさに、待望の長男・裕一が誕生します

菊池桃子演じる古山まさは、「子供授かるのはもう無理かな」と諦めかけてたところに裕一が誕生し、うれしそうに微笑みます。

唐沢寿明演じる古山三郎は、裕一の父であり、老舗呉服屋「喜多一」の4代目でもあります。

3人兄弟の末っ子でしたが、兄2人を相次いで亡くしており、継ぐ予定のなかった三郎が、4代目として呉服屋「喜多一(きたいち)」を継ぐことになりました。

父・三郎うれしさのあまりレジスターを購入

三郎は、跡継ぎの誕生に大いに喜び、その当時はまだ珍しいレジスターを奮発して買ってしまったほどです

レジスターとは、現代でいうスーパー-マーケットや飲食店などのレジに置いてある代金の精算・記録をする機械のことです。

日本では、1897年(明治30年)に初めてレジスターが輸入されましたので、当時では最先端の機器だったのかもしれません。

荷車に大きな荷物を乗せて走る三郎。

店の前まで運ぶと、「おい、おめえら、手伝え」と店の中に入っていきます。

店の中にいた従業員の清水伸演じる桑田博人田中偉登演じる及川志津雄に「運んでくれ!落とすなよ!壊したら一大事だからな!」といって、駆け足でさらに店の奥にいってしまいました。

まさと裕一のいる部屋に向かう三郎。

まさから静かにしてと叱られますが、まったく気にする様子もない三郎。

まさからどこにいってたの?と聞かれると、そこへ従業員達が荷物を運んできました。

まさが「なにそれ?」と聞くとうれしそうに「レジスターというものだ!こいつはすごいんだ!」と三郎がいいます。

まさは「こんな日にこれを買いに!?」と呆れた様子。

そんなのお構いなしに三郎は、レジスターがいかに凄いものかを力説します。

裕一誕生から10年

裕一が誕生してから10年。

時代は明治から大正時代に代わり、大正8年のできごとです。

父・三郎と母・まさの愛情をたっぷり受けてスクスク育った裕一ですが、愛情をたっぷり受けすぎたせいか、内気な少年に成長しました。

体育の授業では、跳び箱が飛べず、とにかく運動はからっきしだめ。

しかし、運動よりも苦手なのが、自分の内面を外に出せないことでした。

国語の授業で本を読む時も緊張して言葉がうまく出せません。

石田星空演じる古山裕一は、自分と友達との距離は、とても遠くに感じて過ごしていました。

いじめられっ子に馬鹿にされる

裕一が川で花の絵を書いていると、いじめっ子の細井鼓太演じる史郎田村継演じる太郎がやってきました。

おなごかとからかわれているとそこに白鳥玉季演じるとみという女の子がやってきます。

とみの家はお金持ちで裕一の家とどちらが金持ちかケンカする羽目になります。

最初は相手にしませんでしたが、父親のことを馬鹿にされるとケンカを買うことにした裕一。

しかし、あっけなくとみに負けてしまうのです。

そこへ、審判をしていたは、乃木大将こと込江大牙演じる村野鉄男が近づいてきます。

鉄男が「おまえの負けでいいな?」と裕一に聞くと、裕一は笑みを浮かべたままうなずきます。

すると、間髪いれずに「やめろその笑い」「悔しいことを笑ってごまかすな、このづぐだれが」と言われてしまいます。

「づぐだれ」は方言で「意気地なし」という意味です。

鉄男は去り際に「俺はづぐだれが嫌いだ。街で見かけたらぶっ飛ばす」といい、どこかいってしまいました。

鉄男から強く言われた裕一は、意気消沈の様子。

老舗呉服屋「喜多一」に突然・権藤茂兵衛がやってくる

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場面変わって、喜多一では、三郎と従業員がなかよくおしゃべりをしています。

するとそこに、三郎にとって義兄である権藤茂兵衛が「三郎君、久しぶりだ」と声をかけます。

風間杜夫演じる権藤茂兵衛は、福島県内でも有数の資産家で、銀行を中心にいろいろな商売をしてるいます。

茂兵衛は、「喜多一の経営の方はどうなんだ?」と尋ねると、まさは「まあまあ」と歯切れの悪い答え方をします。

茂兵衛は、「毎日経営者を見ているが、ダメなやつはみんな一緒だな」と暗に三郎を批判します。

まさもそのことを察したように「わざわざそんなことを言いに?」といいかえします。

茂兵衛は「邪魔した」と一言いって、さっさと店をでていってしまいました。

喧嘩をした裕一が帰宅

茂兵衛が去ったすぐにあとに、喧嘩をした裕一が学校から帰ってきました。

顔が泥だらけになっている裕一に気づいた三郎は「おまえ、その顔」と声をかけますが、裕一は、奥に逃げていきました。

落ち込んでいる裕一は、母親に甘えたい様子でしたが、寝室を覗き込むと2歳下の潤浩演じる弟の古山浩二がまさと楽しそうに遊んでいて、まさに甘えられないでいました。

父親との会話

母に声をかけることもできずに部屋に戻って窓の外をぼんやりと眺めている裕一。

そこへ、裕一が頬に傷をつけてきたことが気になって三郎が部屋にやってきます。

三郎はなにかあったと思い気遣いますが、なんて話したらいいか戸惑います。

そして、裕一に言うのです。

「まあ、あれだ。人生いろいろある」

「なかなか思い通りにはならない」

「だから何でもいい。夢中になるものを探せ」

「それがあれば、生きていけるから」

すると裕一「お父さんは?」と逆に聞かれてしまい、三郎は話を濁します。

裕一は「山、川、あれを見てるとほっとする」と言います。

そのあとも話が続かなかった三郎は新しく買ったレコードを聴かないかと誘うのですが、裕一はまったく興味を示さないため、三郎は部屋出ていってしまいます。

西洋音楽「威風堂々」のレコードをかける

三郎は仕方なく1階に降りると、蓄音機で初めて西洋音楽「威風堂々」のレコードをかけました。

2階にいた裕一どこからか流れてくるメロディーが気になって、1階に降りてきました。

蓄音機前に座り込みうれしそうに西洋音楽聴いています

その音色は、裕一の心に深く響き渡っていました。

威風堂々が流れる朝食

裕一は、朝ごはんのときでも蓄音機の前に正座して威風堂々を聴いていました。

それを黙ってみていた三郎もいいかげん、飯がまずくなるからやめろと裕一を叱ります。

裕一はごめんなさいといってご飯を食べました。

静かにご飯を食べていると、三郎が裕一に

裕一、運動会いつだ?

と話しかけます。

裕一は、運動会のことはあまり言いたそうにありません。

それを見た三郎は、全て分かったような口調で

安心しろ、おまえはおれの息子だ

去年まではあれだったけど、今年は速く走れる。俺も10歳を超えてから急に速くなった

と言います。

その話を聞いたまさは、ちょっと腑に落ちず

三郎は運動はからっきしだったと、亡くなったお義母さまがおっしゃってましたけど

と横から水を差します。

学校へ向かう途中

朝ごはんを食べ終わった裕一は、うつむきながら歩いて学校に向かいました。

朝から運動会の話をされて、すっかり気落ちしており、学校に向かう足取りも重くなっていました。

それでも重たくなった足を進めているとケンカをしている子ども達と遭遇します。

裕一は、反射的に木の後ろに隠れました。

よく見ると鉄男が喧嘩をしており思わず

乃木大将!

と声がでてしまいました。

乃木大将は一人で三人の子供を倒して、やられた子供たちは逃げていきました。

子供の世界の主役はいつでも強い男だと改めて思った裕一。

そんなことを考えていると突然後ろから声をかけられます。

声をかけてきた少年は、山口太幹演じる佐藤久志で、県会議員の息子です。

久志は、

喧嘩なんてどっちも痛いだけでしょ?不合理だよ

と裕一に話しかけます。

裕一は、

で、でも、や、やっぱり男は強い方が、、

と反論しますが、

今はデモクラシーの時代ですよ。子供だな

と鼻で笑われてしまいました。

恩師・藤堂先生との出会い

学校では、運動会に向けての騎馬戦の練習をしています。

裕一は、騎馬戦の練習で、上に乗った生徒を支えきれず、いつも崩れてしまう。

体育教師の新田は、そんな裕一を校舎の隅に連れていき、平手打ちをします。

騎馬戦の練習が終わったあとも、裕一は体育館に呼び出されて新田先生から平手打ちされて倒れてしまいます。

さらにもう一発と振り上げた新田の手をつかむ人がいた。

それは東京から赴任してきた森山直太朗演じる藤堂清晴先生です。

「言葉の詰まりは本人の気合いの問題じゃない」

と主張する藤堂先生。

新田先生から口をだすなと言われますが、がんとして下がりませんでした。

力負けした新田は、

まあ、いいわ

といって、出て行きました。

「君、名前は?」

裕一は名前を聞かれると

こ、こここ

と自分の名前がなかなか口に出せませんでした。

先生は、裕一を落ち着かせます。

そして、藤堂は、

僕と君、同じ顔しているか?

歩く速さも違う

話し方も違う

違いを気にするな

と、他人との違いを気にするなと、裕一の肩を優しくたたいた。

裕一が頷くと安心したように

ところで君は何が得意?

と話を変えました。

特に何もないという裕一に

そのうち見つかるさ

といって戻って行きました。

そのとき裕一は、何か自分に周りに新しい風が吹いた気がしました。

呉服屋「喜多一」怪しい雲行き

そのころ、喜多一では、長年勤めている菅原大吉演じる大河原隆彦が、お客さんに着物の生地を勧めていました。

一生懸命お客さんに生地を勧めますが、「高いわー」の一言で帰ってしまうお客さんにため息がでます。

いくら好景気だからといっていい絹を揃えすぎなんだ」「先代とはえらい違いだ」と不満を漏らしています。

運動会当日

ついに、運動会が始まりました。

プログラムが次々に進んでいきます。

その中でもひときわ目立つのは、乃木大将こと鉄男の活躍です。

 

そうした中、ついに小学4年生の徒競走が始まります。

次々と走ってく子どもたち。

ついに裕一の出番です。

裕一は一生懸命走りますが、足の遅い裕一は当然のようび一番最後です。

それでも走る裕一は、途中で転んで、足をくじいてしまいます。

それを見た三郎は、

がんばれ!裕一!

と励まします。

生徒たちに笑われ、起き上がる気力を失って地面にはいつくばった裕一の耳に、ハーモニカのメロディーが聞こえてきました。

藤堂の指揮で女生徒たちが演奏を始めたのでした。

会場中に手拍子が広がります。

裕一は立ち上がり、音楽に包まれながらゴールへと走りだします。

三郎も何度も何度も

もうちょっとだ!もうちょっとだ!。頑張れ、裕一!

と励ますと、ついに裕一はゴールすることができました。

その音楽は、生まれて初めて聞く、自分へ向けられたエールでした。

音楽の授業で作曲の宿題が出される

運動会も無事終わり、裕一は、小学5年生になりました。

担任は、音楽教育に情熱を傾ける藤堂先生で、同じ組には、一風変わった金持ちの息子・佐藤久志もいました。

音楽の授業では、みんなで童謡の『かなりや』を歌っています。

北原白秋の詩だ。みんなこの詩に曲をつけてみよう。

藤堂先生は、音楽教育にとても熱心な方で、ある日、音楽の授業のときに北原白秋の詩に曲をつける宿題が出します。

浮かばなければハーモニカでも、ここのオルガンを使ってもいい。

とにかく音を出して曲をつけてみろ。

鼻歌でもハーモニカでもなんでも自由に作曲してみたらいいとアドバイスする藤堂先生。

藤堂先生は、曲を作ることを課題にしているのではなく、音楽を楽しむことを子供たちに伝えたいようですね。

母・まさから川俣に誘われる

裕一は家に帰ると三郎に

父ちゃんは曲作ったことあるの?

とたずねます。

三郎はなんのことか分かりませんでしたが、手渡された北原白秋の詩を見て、即興で曲をつけて歌ってみます。

あまりにもヘタだったため

う、うんいいわ。曲かけて。

と三郎に期待するのをやめた裕一。

レコードを二人で聴いていると、裕一は、まさから声をかけられます。

明日の休み母さんと一緒に川俣行かない?

というまさの言葉に、裕一はやった!と喜びます。

父・三郎と弟・浩二は留守番で、母と二人で川俣へ行くことになりました。

二人で川俣の実家へ

次の日、裕一はまさと一緒に、まさの実家の権藤家がある川俣に出かけました。

実家に着くと祖父の権藤源蔵と祖母の八重が迎えてくれました。

おじいちゃんとおばあちゃんに会えた裕一はとてもうれしそうです。

実家につくとまさから一緒に映画を見に行こうと誘われ映画を見る裕一。

帰りにまさは、知り合いにあり談笑にふけっていると裕一は歌声を耳にします。

教会で運命の出会い

歌声に誘われて入った教会で、裕一は聖歌を歌う一人の少女に釘づけになりました。

それは、八歳の清水香帆演じる音でした。

音は父親の出張についてきて教会の前を通りかかり、飛び入りで参加していたのです。

裕一が教会の外でぼーっとしているところを母・まさが見つけます。

裕一! どこ行ってたの?

探したんだよ?

まさの心配もよそに、裕一は上の空でした。

母に気づいて裕一は

川俣いい!すんごくいい!

と意味の分からないことをいって母・まさは戸惑ってしまいます。

作曲八門を父からプレゼントされる

翌日、家に戻った裕一に、三郎が五線紙と「作曲入門』と書かれた本を差し出した。

作曲八門は作曲の入門書で裕一は、夜遅くまで読み続けていました。

この小山田耕三は後々、登場する人物で志村けんさんが役を務めます。

読み終わると、裕一は藤堂先生の言葉を思い出します。

浮かばなければハーモニカでもここのオルガンを使ってもいい。

とにかく音を出して曲をつけてみろ。

そして、よし!といって、その日は何もせずに寝てしまいました。

学校で作曲をする

藤堂のことばを思い出した裕一は、翌朝、学校の唱歌室でオルガンを鳴らしてみた。

川俣での思い出が頭の中を駆け巡ります。

出来た、、、。

皆が学校に行く時間に藤堂先生が教室に入ってくるとそこには祐一が寝ていました。

古山?

びっくりした先生は裕一の元に近づきますが、後ろを振り向いた瞬間さらに驚くべき光景があったのです。

これは、、、

そこには何と裕一が作曲した楽譜が書かれていました。

黒板に書かれた曲を見た藤堂は驚愕するばかりでした。

突然、藤堂先生が裕一の実家へ

呉服店「喜多一」の前にシルクハットをした怪しい男がやってきました。

おっ!お客さんかな?いらっしゃ、、、

お客だと思った清水伸演じる桑田博人が声をかけようとしますが、三郎は、怪しい男を警戒します。

三郎が、

高いよ?うちは。そちらの手が出るようなもんは置いてないから。

と追い払おうとすると、

古山裕一君の家は、 こちらで間違いないですか?

と怪しい男が言ってきたのです。

その怪しい男とは、藤堂先生でした。

裕一の才能を伝える藤堂先生

部屋に通された藤堂は、裕一の両親に、裕一が音楽の才能があることを伝えます。

藤堂がいかに才能があるか語っていると、裕一が帰ってきました。

家に先生が来ていることに驚いた裕一に、藤堂は体育館で話した話をします。

古山前に聞いたよな?得意なものは何かって。

はい。

見つかったんじゃないか?

裕一は藤堂先生の目をまっすぐ見てはい!とこたえました。

褒められたことが何よりもうれしい古山夫婦

裕一は先生が帰ったあとに、今日も夜遅くまで作曲の勉強をする裕一。

眠くなり布団の中に入っている裕一にそっと優しくまさが布団をかけます。

1階に降りてくると居間に三郎が背を向けて座っていました。

すると三郎は

うれしいもんだな。

とひと言。

まさに

飲むか?今夜は。

と誘い、まさがはいとこたえます。

今夜は古山夫婦で祝杯を挙げました。

もちろん、裕一が生まれて初めて人から褒められたお祝いです。

学校で人気者になる裕一

裕一の才能は学校中の噂となり、あっという間に学校の人気者になりました。

放課後に友達から自分の詩に曲を作ってほしいと次々と頼まれます。

調子に乗った裕一は依頼があれば、どんどん曲を作ってあげました。

藤堂の勧めで、ハーモニカ部にも入部して、充実した音楽ライフを楽しんでいる様子。

学校の帰り道

そんなある日。

学校の帰り道で、またお金持ちの久志が姿を現しました。

突然現れた久志に裕一はびっくりします。

久志は、裕一に

君 気を付けろよ。急に人気者になったからな。妬むやつはいるぜ。

と忠告します。

久志と話をしていると、遠くのほうから大きな声が聞こえてきました。

この前おめえから買った魚腐ってたぞ!

すいません。

声がする方へいってみると、鉄男が魚を購入した客に謝っていました。

男は妻に腕を引かれながら去っていきます。

鉄男が立ち上がると目の前に裕一たちがいることに気付きました。

やあ。

裕一はおもわず声をかけてしまいますが、鉄男はそのまま何も言わずに去って行きました。

『やぁ』はまずいんじゃね?

久志から、そういわれると何か落ちているのに気づく裕一。

近づいてみるとその本は大将の「古今和歌集」でした。

裕一が

そうだ、、、き、君返しといてくんない?

といって、後ろを振り向くとそこにはもう久志はいませんでした。

呉服店「喜多一」に忍び寄る危機

呉服店「喜多一」では、三郎が魚屋「魚治」の店主を心配していました。

そこへ、番頭の菅原大吉演じる大河原隆彦がやってきます。

それより旦那さん ちっといいですか?

隆彦は、このままでは「喜多一」が危ない。

お金をかりなければと三郎に打ち明けます。

天下の喜多一が借金しろっつうのか!?

すると三郎は激怒します。

第一次世界大戦も終わり、各国が力をつけてきたご時世、日本では不況になってきました。

喜多一もその影響を受けており、このままでは店が潰れてしまう状況に陥っていました。

おめえらは心配すんな!

なんとかする!

そういった三郎ですが、銀行などから融資の依頼をしても、どこもかけあってくれません。

まさから告げられた養子縁組

その頃、喜多一は資金繰りが悪化しており、三郎が融資を依頼しますが、どこも貸してくれない状態でした。

ついに、お願いするところも尽き、三郎が

お義兄さんに融資を頼もうと思う。

とまさに相談します。

まさは

頼むのならその前に、あなたにお伝えしとかなければといけないことがあります。

といいました。

まさは、兄・茂兵衛から融資をする代わりに裕一か浩二のどちらかを養子に出すよう迫られていたのです。

それを聞いた三郎は畳の部屋で仰向けになって神妙な面持ちで天井を見上げています。

もしも融資を依頼すれば、必ずどちらかを養子に渡さなければいけなくなるのは目に見えています。

裕一に楽譜を与える

裕一と三郎は楽譜を売っている店の前で楽譜をみています。

三郎は、

ああ。好きなだけ買え

と裕一にすすめます。

裕一が買ってもらったのは、 音楽家垂涎の楽譜でした。

楽譜を買ってもらった祐一は、とても嬉しそうに父親と家まで戻ります。

その帰りの途中、三郎は一杯ひっかけてくるといいその場で別れました。

裕一は、楽譜を取り出し眺めながら歩いているとイジメっ子に出くわします。

何かいいもん買ってもらったみてえだな。見せろよ。

祐一はとっさに走り出して逃げます。

遠くまで逃げましたが、ついに捕まってしまいました。

裕一はその瞬間、楽譜を奪われてしまいます。

返せ!

という裕一。

太郎が、曲を作るのを止めろと言いますが、裕一は

嫌だ!

と反抗します。

祐一は初めて相手に抵抗しました。

太郎が楽譜を破ろうとした瞬間

やめろ

と言う声が。

そこにいたのは、鉄男でした。

太郎たちから奪い返した楽譜を裕一に渡しました。

初めて本気で声出したな。勘違いすんな。その声に免じて助けてやっただけだ。

そういうと鉄男は、去って行きました。

古今和歌集をかえそうと鉄男の家へ

裕一は、家に帰るとさっき拾った古今和歌集を返そうと思って鉄男の家まで向かうことにしました。

た、確か、この辺、、、

裕一が鉄男の家を探していると突然大きな声が聞こえてきます。

ふざけんな!

親に口答えなんか100年早えわ!もっと稼げ!稼ぐまで帰ってくんな!

そこにいたのは、倒れこんでいる鉄男と魚治さんの見たこともない顔でした。

以上が、朝ドラ「エール」第1週のネタバレあらすじでした。

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