こちらでは、朝ドラ「エール」12週目第60話のあらすじのネタバレや、エールと実話の比較、感想をまとめています。
エールの第59話「環と嗣人の出会い」では、双浦環がパリに留学し、日本人画家と出会い恋人になり、お互い夢を追いかけるストーリーでした。
エールの第60話「明暗を分けた二人」では、双浦環は見事オーディションに合格しますが、それに嫉妬した恋人が気持ちを爆発させ、お互い別々の道に進む別れのストーリーとなっています。
2020年6月19日(金)放送
第12週サブタイトル『父、帰る・古本屋の恋・環のパリの物語』
朝ドラ『エール』第60話のネタバレあらすじ
ここからは、6月19日に放送された朝ドラ「エール」第60話のあらすじをまとめたネタバレです。
エール60話のあらすじを要点にまとめると、こんな感じのストーリーとなっています
- 今村パリで認められない
- カフェのオーナーに個展を出してみないかと誘われる
- オーディションに合格したことを報告する
- 祝福できずに、気持ちを爆発させる
- 歌をやめてくれと懇願するが、NOをつきつけお別れすることに
- 舞台は成功し世界的オペラ歌手の仲間入り
- ひっそりとカフェで個展を開く
- 酷評した評論家がやってきて一枚の絵を譲って欲しいとお願いする
- 元恋人の姿が書かれた絵は、売れないと断る
個展で酷評される
待ち望んでいた個展が開かれた翌日。
新聞を買ってきた嗣人が部屋に戻ってきました。
早速、新聞記事を見てみると自分の個展の記事が載っており、記事の内容に憤りを感じて外へでていってしまいまいた。
双浦環(柴咲コウ)が新聞を目にすると、そこにはただただ凡庸ですべてがものまね、個性のかけらもないと酷評されていたのです。
誰も自分の才能を認めてくれないという苛立った日々が続きます。
彼女を紹介
二人が暮らし始めてから季節が廻り、秋になりました。
部屋でパーティーをしていると、舞台や展覧会をプロデュースしているアダムという男がイギリスからやってきました。
嗣人に、環が蝶々夫人の二次審査に落ちたことは残念だが、彼女に才能を感じたことを話します。
そして、彼女を紹介してほしいとお願いしました。
環を紹介すると、詳しい話をしたいといって二人きりで話をしはじめます。
一人になった嗣人のもとへ、友人の利彦が話しかけてきました。
利彦の話では、最近彼女が話題になっているというのです。
しかも、あのプッチーニが目をつけてるらしいと話しました。
なぜ、プッチーニが目をつけているかというと、蝶々夫人の初演が最悪の評価だったため、起死回生で日本人役を本当の日本人でやりたいという話からでした。
パーティーも終わり部屋に二人で戻ると、アダムと何を話していたのか聞きれ、ロンドンで蝶々夫人のオーディションを受けないかと誘われたことを話しました。
オーディションを受けてもいいかと聞くと、「行きたければ行けばいいさ。」とそっけない態度の彼。
苛立つ男
季節は冬に変わり、部屋で友人を呼んで、トランプを楽しむ嗣人。
話題は、ロンドンに蝶々夫人のオーディションを受けに行っている環の話で持ちきりです。
容姿も美人で、日本人界隈ではかなりの有名人。
冗談でみんな彼女を狙っている話まで。
もう彼女の話はいいよと少し不機嫌そうに話しますが、それでも友達が「そもそも環さんとはどこで知り合ったの?」と話を続けると、「もういいって!」とキレてしまいました。
その場は静まり返り、我に返ると今日はやめようと提案します。
里子の告白
最終オーディションに参加するためロンドンにきていた環。
部屋に、友人の里子が訪れました。
明日のオーディションの自信を聞くと、「あるないどっちもない。ただ楽しみなだけ。」と答えます。
すると、里子が自分はバレエの世界で目指していたことを告白しました。
しかし、差別と体格差がどうしようもなく諦めてしまったのです。
だからこそ、彼女には頑張って欲しいと心から思っており、「世界をギャフンと言わせて。」といって部屋を後にしました。
彼女への嫉妬心
嗣人は、いつも通うカフェで絵を描いていると、そのカフェのオーナーから店で個展を出してみないかと勧められます。
今村が機嫌よく帰ってくると、オーディションが終わったばかりの彼女も帰ってきていました。
環は、急に泣き始め、落ちたとばかり思って励まします。
しかし、結果はまったくの逆だったのです。
「合格したの。私、オペラハウスに立つ。」と涙ながらに彼に伝えました。
オペラ歌手としてのついに夢を掴んだのです。
夢に近づき、環にとっては幸せの絶頂でしたが、恋人の今村にとってはそのことを祝福することが出来ませんでした。
今村は恋人がパリで一番大きな舞台に立つということに対し、自分はパリの小さなカフェで個展を開くという落差にショックを受けてその場に崩れ落ちます。
あなたには才能がある!と励ましますが、その優しさが人を苦しめていると自分の胸の内を明かしました。
落ち目の今村にとっては、日本からやってきた美しく才能のある歌手として注目を浴びている恋人の存在は、疎ましく祝福することは出来ません。
二人で暮らすうちに、心の中で嫉妬が渦巻き、恋人が注目を浴びることは自分が光の影にいることだと環に言います。
環という光の影として存在し続けることは、とてもじゃないけれど耐えられないから、歌を辞めてくれ、夢を諦めてくれと懇願しました。
同じ芸術家として、恋人の気持ちは痛いほどよくわかりました。
もし自分が逆の立場だったら、同じように自分も相手に対して嫉妬の気持ちを抑えることは出来ないはずです。
そんな気持ちを抱えたまま、いくら愛する人だからといって一緒には暮らすことは出来ないかもしれません。
恋人との愛の生活を取るか、そして歌手としての夢を取るか悩みます。
しかし環は、彼の頼みを断り、光を選ぶことにしました。
光と影
翌年の春。
環は、蝶々夫人のプリマドンナ役で見事に舞台を成功させることが出来ます。
日本から来た美貌と才能あふれるプリマドンナは、世界中の注目を浴びることになりました。
パリでの公演が成功すると、各地で公演が行われることとなり、双浦環の名前は世界中に響き渡ることとなります。
一方、嗣人は、カフェで個展を開きました。
かつて個展で自分の作品を酷評した評論家のピエールがあろうことか、嗣人の作品を絶賛しました。
それは一枚のある絵でした。
その絵を称賛し、自分に譲って欲しいと申し出ています。
しかし、その絵は売れないと今村は答えました。
そこには舞台で歌う元恋人の姿が描かれており、今村はもうこんな女性と巡り合えませんからと絵を売るのを断ります。
キャンパスには、舞台で歌う環が光り輝いており、今村は悲しい顔で自分で書いた絵を見つめるのでした。
今村が悲しい顔をして絵を見つめたのは、恋人の夢を応援したいという思いと反対に同じ芸術家として嫉妬を感じ、自分も芸術家として遅れをとってしまったことに焦りも感じていたからだったのです。
男の嫉妬はこうも醜いものなのかといわんばかりのストーリーでした。オムニバス形式もここまでで、61話からはついに久志にスポットが当たるんですよね、、、
エール第61話のあらすじを知りたい方は、第61話「久志、オーディションを受ける!?」へ読み進めてください。
エールと実話の比較
こちらは、エール60話と実話の比較です。
双浦環が『蝶々夫人』のオーディションを受けた話は実話か?
エールでは、双浦環がプッチーニの『蝶々夫人』のオーディションを受けましたが、これは実話ではありません。
双浦環のモデルは、世界的オペラ歌手の三浦環さんです。
三浦環さんは、オファーを受けて『蝶々夫人』に出演しており、その時プッチーニにすら会っていません。
こちらについては、「【エール実話】双浦環が蝶々夫人のオーディションを受けたのは本当!?オファーっしょ!」で詳しくまとめています。
朝ドラ「エール」第60話の感想まとめ
こちらは、朝ドラ「エール」第60話の感想まとめです。
ドラマを観た私の個人的な感想かつ独り言ですので、スルーしていただいても結構ですw
また、感想の中にはまだ放送されていないネタバレも含まれている場合もありますので、ご注意ください。
スカーレットですか!?
今日のエールは、朝ドラ「スカーレット」の喜美子とハチさんのようでしたねw
彼女の才能に嫉妬して苛立つ構図はまさに八郎さんそのものではないですか!
まぁ出て行ったのは、金子ノブアキじゃなくて柴咲コウさんの方でしたがw
この構図は、裕一と小山田先生に当てはまりますよね。
さすがに今日のストーリーは、朝から見なけりゃよかったとかSNSで話題になっていました。
とくに、失敗を少し喜ぶシーンはちょっとドン引きですw
以上が、朝ドラ「エール」第12週目第60話のあらすじのネタバレと感想まとめでした。
ここから下は、エール第12週の最後のあらすじのネタバレが含まれています。
第12週のあらすじを一気に知りたい方だけ、読み進めてください。
エール第12週目のネタバレあらすじ
60話放送のエール第12週「父、帰る・古本屋の恋・環のパリの物語」のあらすじは、オムニバス形式のストーリーとなっています。
第12週のあらすじを一気に知りたい方は、エールの第12週「父、帰る・古本屋の恋・環のパリの物語」で、要点を絞ってあらすじをネタバレしていますので、ご確認ください。