「銀翼のイカロス」のあらすじ!半沢直樹2第二部の原作

2020年7月19日スタートした、日曜ドラマ「半沢直樹2」の原作は、池井戸潤作品の「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」の2つです。

「半沢直樹2」は2部構成で2部は「銀翼のイカロス」のストーリーとなっています。

こちらは、池井戸潤作品「銀翼のイカロス」のあらすじネタバレになります。

ドラマとはストーリーが違うところが多いので、どこが違うのかお楽しみください。

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「銀翼のイカロス」のあらすじに登場する主要人物一覧

「銀翼のイカロス」のあらすじに登場する主要人物は以下のとおりです。

こちらでは、日曜ドラマ「半沢直樹2」第2部のキャスト情報も掲載していますが、原作「銀翼のイカロス」に登場する人物のみをピックアップしています。

日曜ドラマ「半沢直樹2」第2部のキャスト・出演者一覧
東京中央銀行
半沢直樹堺雅人営業第二部次長
内藤寛営業第二部部長
紀本平八常務取締役(債権管理担当)
曽根崎雄也審査部次長
田島春審査部審査役
渡真利忍及川光博融資部企画グループ次長(半沢直樹の同期)
近藤直弼滝藤賢一広報部次長(半沢直樹の同期)
帝国航空
神谷厳夫社長
山久登財務部長
政治家(進政党)
的場一郎内閣総理大臣
白井亜希子江口のりこ国土交通大臣
箕部啓治柄本明進政党重鎮議員
帝国航空再生タスクフォース
乃原正太筒井道隆リーダー
三国宏サブリーダー
その他
谷川幸代開発投資銀行企業金融部第四部次長
黒崎駿一片岡愛之助金融庁の検査局主任検査官

「銀翼のイカロス」のあらすじネタバレ

「銀翼のイカロス」は、大きく以下の8つの章であらすじネタバレを紹介します。

  • 序章「ラストチャンス」
  • 第1章「霞が関の刺客」
  • 第2章「女帝の流儀」
  • 第3章「金融庁の嫌われ者」
  • 第4章「策士たちの誤算」
  • 第5章「検査部と不可解な融資」
  • 第6章「隠蔽ゲーム」
  • 終章「信用の砦」

銀翼のイカロス「序章 ラストチャンス」のあらすじ

東京中央銀行の営業第二部次長に返り咲いた半沢は、帝国航空を担当するように告げられます。帝国航空は巨大航空会社ですが、長年の放漫経営の影響で経営が悪化していました。

東京中央銀行からも巨額の融資が行われているのですが、その融資の際に提出された事業計画書も甘く、返済の見通しも一切立っていません。

前任者の曾根崎から業務を引き継いだ半沢は、帝国航空の神谷社長と面会し、帝国航空の破綻を避けるためには、大胆なリストラや、OBの企業年金の削減など抜本的な修正案が必要であり、今が再建のラストチャンスだと告げます。しかし神谷社長はそれは出来ないと拒否します。

神谷社長には、資金援助のあてがありました。それは東京中央商事からの資金援助でした。物流での業務提携が実現できれば、商事にも大きなメリットになると自信満々でしたが、商事の桜井社長は資金援助を断ります。

今の帝国航空の財政状況では、デメリットが大きすぎて危険だというのです。

策が尽きた神谷社長は、半沢の案を受け入れます。順調に進んでいた再建に、思わぬ事態が起きるのです。

新しく国土交通大臣に任命された進政党の白井亜希子が、半沢はじめ有識者会議で検討していた修正再建プランを白紙に戻し、自分が帝国航空を再建すると発表したのでした。

以上が「銀翼のイカロス」序章のあらすじネタバレです。

銀翼のイカロス「第1章 霞が関の刺客」のあらすじ

白井大臣主導で新たに発足したのが、「帝国航空再生タスクフォース」でした。リーダーに任命された弁護士の乃原と会見した半沢は、帝国航空に対する東京中央銀行の債権のうち、なんと七割の放棄を迫られたのです。

承服しかねる半沢に、紀本常務は債権放棄を検討するように言い渡し、半沢は常務に強い不信感を抱きます。そして同じく債権放棄を迫られている帝国航空のメインバンクを訪れるのですが、その開投銀行の担当者、谷川も債権放棄に前向きの姿勢を見せるのでした。

しかし実は谷川自身は債権放棄に反対なのですが、上層部からこの案を受けるように圧力を掛けられていたのです。そして、タスクフォースによる再建案が発表されたのですが、内容はほとんど半沢達の案と同じでした。

ただ違う点がありました。

撤退路線の中で、1路線だけ撤退を免れており、それが進政党の箕部の地盤だからだと気づいた半沢は、ふざけた話だと憤ります。当事者の白井大臣は、元アナウンサーで上昇志向の高い女性でした。

白井大臣は自分の政治的パフォーマンスのためだけに、今回のタスクフォースを立ち上げたのです。当然のごとく、白井自身には帝国航空の再建する能力もノウハウもありません。

力不足を補うために、旧知の乃原を仲間に引き入れたのですが、乃原には彼なりの思惑があるようです。舞い上がっている白井大臣はそれに気付きません。

以上が「銀翼のイカロス」第1章霞が関の刺客のあらすじネタバレです。

銀翼のイカロス「第2章 女帝の流儀」のあらすじ

白井大臣が債権放棄の要請のため、東京中央銀行を訪れました。債権を回収するのは銀行として当然だという半沢に白井は逆切れします。

債権放棄を拒絶するために引き伸ばしているのか、と遠慮なく問い詰める彼女に、頭取を含めた重役は何も言葉を返すことが出来ない中、半沢だけが淡々と説得に当たったのでした。

しかし突然、横から謝罪を口にした紀本常務によって、何の進展もなく会見は終えてしまいました。銀行は無礼だと怒り狂う白井大臣に、タスクフォースの乃原は同調します。彼は子供の頃、父親が銀行員だという同級生にいじめられていた過去がありました。

銀行に対する深い怒りが、今回の騒動の原動力になっていたのです。

またタスクフォース再建案は、あくまで白井の独断だったため、首相からも苦言を呈されていたのですが、影響力の大きい箕部に養護されたおかげで、進政党内で表立って反発する人間はいないのでした。

銀行内では、紀本常務と曾根崎がどうにかして半沢に債権放棄の稟議を書かせようと画策していますが、方法が見つかりません。そんな彼らは、金融庁から帝国航空に関するヒヤリングが行われると耳にするのです。

しかも調査員が半沢を嫌悪する黒崎検査官だと知った二人は、これで半沢を担当から外せるとほくそ笑むのでした。

以上が「銀翼のイカロス」第2章女帝の流儀のあらすじネタバレです。

銀翼のイカロス「第3章 金融庁の嫌われ者」のあらすじ

金融庁のヒヤリングが始まり、帝国航空に対する過去の再建案の甘さを黒崎検査官は厳しく糾弾します。帝国航空への与信の甘さを認めて謝罪した半沢に、黒崎は笑みを浮かべるのです。

彼の目的は、帝国航空の破綻は再建案を認可した金融庁ではなく、あくまで銀行に責任があると認めさせることでした。

さらに黒崎はある点を指摘するのです。

それは銀行から金融庁に提出された再建案と、実際に帝国航空が公に発表した再建案の数字に違いがあり、金融庁に提出された方が、リストラ人数も廃止路線数も多く書かれていたのでした。

指摘された半沢たちは、再建案を通すためにわざと数字を改ざんしたのではないかと疑われます。この窮地を救ったのが、前任者の曾根崎でした。帝国航空側が検討中の案を間違えて渡したのだと弁明しました。

一躍救世主になった曾根崎でしたが、ここには裏があったのです。数字を改ざんしたのは、紀本常務の命を受けた曾根崎本人でした。彼らは帝国航空に口裏を合わせてもらえばいいと甘くみていました。

金融庁に提出する状況説明書に、帝国航空のミスが原因と書いて欲しいと担当の山久に要請するのですが、山久は拒否します。困った曾根崎は、紀本に山久を脅してもらうのですが、山久は、そのような事実は一切ないという状況説明書を既に半沢に渡していたのです。

曾根崎は半沢のもとに怒鳴り込むのですが、逆に皆の前で謝罪させられるのでした。

以上が「銀翼のイカロス」第3章金融庁の嫌われ者のあらすじネタバレです。

銀翼のイカロス「第4章 策士たちの誤算」のあらすじ

帝国航空に関する不正を指摘された東京中央銀行へ、金融庁から業務改善命令が下されました。敗北感がこみ上げる半沢に、帝国航空の債権放棄への圧力が増していきます。

金融庁の狙いが債権放棄にあると深読みする上層部に、半沢は反論するのですが、債権放棄に銀行員生命を掛けるという紀本のごり押しに、慎重だった頭取も、とうとう首を縦に振ってしまいました。

但し、メインバンクの開投銀行が拒絶しない限りという条件が付けられたのです。白井大臣と箕部議員の会食に、紀本が呼ばれ、放棄の決定が遅くなったことを詫びます。そこへ乃原が現れ、紀本の顔色が変わるのです。

実は紀本と乃原は小学校時代の同級生であり、乃原は自分をいじめた紀本に深い恨みを抱いていたのでした。乃原は復讐のため、東京中央銀行の不正を調べ上げ、債権放棄するように紀本を脅していたのです。

間もなくタスクフォースの合同報告会の日となりました。帝国航空に債権がある各銀行が、債権放棄への答えを返します。ほとんどの銀行が主力銀行の決定に準ずるという玉虫色の回答を述べていく中、半沢はある期待を胸に秘めていました。

それは開投銀行の民営化の閣議決定でした。

メインバンクの開投銀行は債権放棄に従順なのは、民営化を恐れたためであり、その一報を得た半沢は胸を張って、債権放棄の拒絶を宣言するのでした。

以上が「銀翼のイカロス」第4章策士たちの誤算のあらすじネタバレです。

銀翼のイカロス「第5章 検査部と不可解な融資」のあらすじ

帝国航空に関する銀行内の資料を調べていた半沢の部下が、不可解な融資を見つけるのです。それは合併して東京中央銀行になる前の、旧東京第一銀行時代に箕部個人に融資が行われた案件でした。

マンション建設費用として、合計二十億もの大金が貸し出されていたのですが、不審な点があり、半沢は当時の責任者の灰谷に事情を聴きに行きます。問われた灰谷はのらりくらりと半沢をかわし、話になりません。

半沢はある人物に助力を頼みます。検査部の富岡でした。出世コースから外れながら、のんびりと銀行に在籍する富岡でしたが、実は頭が切れ、半沢が一目置く人物だったのです。

半沢の追及に動揺した灰谷は、箕部への融資が行われた時の上司である紀本に相談に行きます。そして言われた通り、隠している関係書類を確認しに行くのですが、行動を予測していた富岡の網に見事引っかかってしまうのでした。

富岡と共に銀行の倉庫の一つに向かった半沢は、荻窪西支店という架空の支店の保管スペースに案内されます。並んでいる十三個の段ボールすべてが、旧銀行時代の問題貸し出しの資料だと富岡は説明するのです。

その中に、箕部が自分に融資された二十億を別の相手に振り込んだ依頼書のコピーも隠されており、振込先の「舞橋エステート」という名前を聞いた半沢は驚きました。

それは金融庁の黒崎がヒアリングで口にしていた名前だったからです。

半沢はこの会社に何かあると勘づくのでした。

以上が「銀翼のイカロス」第5章検査部と不可解な融資のあらすじネタバレです。

銀翼のイカロス「第6章 隠蔽ゲーム」のあらすじ

「舞橋エステート」を調べるため、半沢は銀行の舞橋支店を訪れます。そこで「舞橋エステート」の社長が箕部の実の甥であり、経営危機に陥った時に箕部から二十億円の融資を受けたことを知るのです。

銀行からの融資を又貸ししたことによって、会社は急発展しているのですが、何か裏があると感じた半沢は手に入れた資料を調べ、ある不正を発見するのでした。「舞橋エステート」が融資を受けた二十億で買い集めた土地は、なんと舞橋空港の建設予定地だったのです。

箕部がその地位を利用して得た情報で、建設予定地を二束三文で買い集め、巨額の利益を得ていたのでした。一方、頭取の中野は乃原に呼び出されます。

乃原は「舞橋エステート」と箕部の不正を偶然知り、その件でずっと紀本を脅していたのですが、業を煮やした乃原は大胆にも頭取をも脅迫し、帝国航空の債権放棄を迫るのでした。頭取は後日、タスクフォースへの説明訪問を約束させられ苦悩します。

頭取の吊し上げを察した半沢は怒り、倍返しを宣言します。

隠ぺい書類の紛失に気が付いた灰谷が、富岡を怪しみ、隠匿の罪で富岡を糾弾しようとしますが、富岡は動じません。なんと彼は旧銀行時代の問題貸し出しを暴く特命を、頭取より直接受けていたのでした。

観念した灰谷は紀本が秘匿する書類の存在を明かします。それにより箕部が「舞橋エステート」より不正に政治資金を受け取っていたことが判明するのでした。

以上が「銀翼のイカロス」第6章隠蔽ゲームのあらすじネタバレです。

銀翼のイカロス「終章 信用の砦」のあらすじ

タスクフォースへ頭取が訪問する日が訪れます。会場には大勢の記者が詰めかけていました。頭取自身に債権放棄を宣言させ、一気に形勢を逆転させようとする乃原の作戦でした。

しかし予想に反して現れたのは、半沢一人でした。彼は自主再建が可能な相手の債権放棄はできない、白井大臣が白紙に戻した再建案は信頼できるものだったと告げます。

元々再生案を理解すらしていなかった事を半沢に論破された白井大臣に代わり、乃原が例の不正を暴かれたら困るのではと、暗にほのめかしますが、ところが半沢は自分の口で、旧銀行と箕部の不正を貴社の前で告発するのでした。

結果、箕部は責任を追及され、白井大臣は辞職に追い込まれます。

しかし傷を負ったのは、帝国航空も同様でした。生まれ変わろうと努力していた帝国航空は、結果的に自主再建の時期を失ってしまったのです。

しかし政府による救済が入る可能性が生まれ、半沢は将来必ず帝国航空の飛行機が日本の空を飛ぶと信じているのでした。そして東京中央銀行では、頭取が紀本に対して後悔の念を白状していました。

旧銀行で行われていた不正を隠蔽するために、一人の副頭取が自殺していた事実を頭取は忘れていなかったのです。生きて真実を明らかにするべきだったと説く頭取に、紀本は全てを白状する決意を固めるのでした。

頭取が辞職し、使命を終えた富岡も銀行を去ります。その雄姿を前に、半沢は後を継ぐのは自分だと固く決心するのでした。

以上が「銀翼のイカロス」終章信用の砦のあらすじネタバレです。

「ロスジェネの逆襲」を読んだ感想

銀行の闇がいかほどか。

真山仁作品の「ハゲタカ」もそうですが、バブル時期・崩壊後の舞台にしたストーリーには銀行の闇がでてきますね。

不正を隠蔽するために自殺に追い込まれた銀行員も現実にいたのかもしれません。

最後は、中野渡謙頭取自ら辞職することで幕を閉じましたが、今後半沢直樹が頭取まで登りつめるのか続編に期待です!

日曜ドラマ「半沢直樹2」第一部の原作は「ロスジェネの逆襲」

日曜ドラマ「半沢直樹2」では第二部が「銀翼のイカロス」で第一部が「ロスジェネの逆襲」が原作となっています。

原作「ロスジェネの逆襲」のあらすじが知りたい方は、「『ロスジェネの逆襲』のあらすじ!半沢直樹2第一部の原作」で詳しくまとめていますので、ご確認ください。