朝ドラ「純情きらり」の原作との違いは?徹底比較まとめ

朝ドラ『純情きらり』の原作との違いを徹底比較しています。

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朝ドラ『純情きらり』の原作は?

朝ドラ『純情きらり』の原作は、津島佑子氏の「火の山―山猿記」です。

厳密は原案としたオリジナルストーリーですが、登場人物やストーリーは一部踏襲しています。

朝ドラ『純情きらり』の原作については「純情きらりの元ネタは?原作の著者はなんと太宰治の娘!」で詳しくまとめています。

こちらでは、朝ドラ『純情きらり』と原作の違う点を中心に各週ごとに比較してまとめています。

朝ドラ『純情きらり』第1週の原作との違い

朝ドラ『純情きらり』第1週の原作との違いの比較は以下の11つです。

  • 有森家の家族構成は?
  • 松井家の家族構成は?
  • 源一郎の縁談話は?
  • 磯とかねは仲が悪かったは?
  • キヨシにいじめられていた話は?
  • 果たし状をだして決闘を申し込んだ話は?
  • 学生のときマサと出会って結婚した話は?
  • 徳治郎のために演奏会をした話は?
  • 杏子が磯から洋裁を習っていた話は?
  • 西園寺公麿のピアノ演奏会にいく話は?
  • 杏子が磯から洋裁を習っていた話は?

有森家の家族構成は?

純情きらりでは、有森家は一男三女の4人きょうだいですが、原作では三男五女の5人兄弟です。

純情きらりでは、長女が笛子ですが、原作では、三女にあたります。

ほかにも原作では、次女・杏子は四女、三女・桜子は五女、長男・勇太郎は三男となっています。

純情きらりの有森家家族構成原案「火の山―山猿記」の有森家家族構成
源一郎源一郎
マサマサ
長女笛子長女照子
次女杏子長男伊助
三女桜子次女駒子
長男勇太郎次男小太郎
三女笛子
四女杏子
五女桜子
三男勇太郎

松井家の家族構成は?

純情きらりでは、松井家は跡取り息子の達彦ただ一人ですが、原作では達彦は次男です。

実業家の家柄で兄が会社を経営していますが、達彦以外名前はでてきません。

ドラマでは山長の跡取り息子ですが、小説では仕事の内容を含めて、達彦に関する話はほとんどでてこないんですよね。

源一郎の縁談話は本当か?

純情きらりでは、源一郎に縁談話が舞い込みますが、原作では母・マサも生きていますので縁談話はありません。

生きていてお見合いしたら修羅場ですよね、、、

あらすじのネタバレになりますが、源一郎はまもなく亡くなりますが、原作ではマサより先に源一郎が61歳で亡くなります。

亡くなった原因は分かっていませんが、突然死です。

縁談話があったのは勇太郎

原作で縁談話があったのは、勇太郎です。

姉の照子とマサがこぞって相手をみつけてきて、競い合っていました。

照子は、夫の同僚の娘、学友の姉、達彦のいとこの社長令嬢。

マサは、京城帝大の教授の娘、盛岡の知り合いの孫娘とかなりモテモテだったことがうかがえます。

磯とかねは仲が悪かったは本当か?

磯とかねは、これからもずっと口喧嘩をしますが、原作ではかねは一切でてきません。

磯は、有森家の叔母として原作でも登場しますが、家に居座っておらず独立しています。

ちなみに、叔母はイソ・エイ・トシの三人おり、源一郎は六人兄弟です。

原作で名前がでているのが、叔母3人と源一郎だけになります。

キヨシにいじめられていた話は本当か?

純情きらりでは、キヨシにいじめられていましたが、原作ではキヨシはガキ大将だったのでいじめていた可能性は高いです。

純情きらりでは、キヨシは達彦の同級生ですが、原作は勇太郎と同級生です。

キヨシは「遊ぶことだけが得意で、弱いこどもをいじめて喜ぶこども」と紹介されています。

よって、勇太郎をいじめていた可能性は高いです。

キヨシの話

原作でのキヨシの話は、まず勇太郎が筋炎を起こして病院にいくとすぐに手術をすることになります。

そこになぜかキヨシがいて、手術を見物していました。

勇太郎が泣き始めたらおどかしてやろうとたくらんでいたに違いないと思っていたら、医者が足にメスを入れた瞬間、血ウミが噴出し、それを見てキヨシが大泣きします。

キヨシが泣いているのを見たら、勇太郎も泣きわめきました。

その件があってから、キヨシは勇太郎にだけいばらなくなったという話です。

果たし状をだして決闘を申し込んだ話は本当か?

純情きらりでは、桜子が果たし状をだして決闘を申し込みましたが、原作ではそういった話はでてこないため、創作ストーリーです。

桜とキヨシの接点は、弟の同級生というだけで、小説には一切絡みはありません。

学生のときマサと出会って結婚した話は本当か?

純情きらりでは、源一郎が学生時代にマサと出会って結婚した話をしましたが、原作でも学生のときに出会って結婚しています。

原作では、マサは士族の娘で、源一郎は農民の息子。

東京の帝国大学(現在の東京大学)の学生ではありましたが、結婚に難色を示していた人も少なからずいたようです。

その一人がマサの父親だったのかもしれませんが、そこまでは分かっていません。

ちなみにマサは当時、習字やお琴などの習い事をしていたそうです。

士族の娘だけあって教養も高く、朱塗りの美しい懐剣を持っていたほどでした。

徳治郎のために演奏会をした話は本当か?

純情きらりでは、徳治郎のために演奏会をしましたが、原作では演奏会の話はありません。

原作では、マサは士族の娘という説明だけで、両親の説明は一切ありません。

そもそも原作ではマサは生きていますので、純情きらりは創作ストーリーとなります。

杏子が磯から洋裁を習っていた話は本当か?

純情きらりでは、杏子が磯から洋裁を習って花嫁修業中でしたが、原作でも洋裁を習った話はありません。

原作では、磯は小さなミシン教室を営んでおり、のちに下着会社を経営するまでになります。

純情きらりでは、洋裁部分を採用し、杏子が習っていたという創作ストーリーにしたと考えられます。

西園寺公麿のピアノ演奏会にいく話は本当か?

純情きらりでは、西園寺公麿のピアノ演奏会のチケットを購入していましたが、原作ではピアノ演奏会に行った話はありません。

そもそも原作では、西園寺公麿はでてきません。

薫子の手紙を渡そうとした話は本当か?

純情きらりでは、薫子の代わりに手紙を達彦に渡そうとしていましたが、原作では手紙の話はありません。

そもそも原作では、達彦と出会ったのは桜子が20歳のときです。

しかもきっかけは、達彦との縁談話が持ち上がったことでそれまで二人が出会った話はでてきません。

朝ドラ『純情きらり』第2週の原作との違い

朝ドラ『純情きらり』第2週の原作との違いの比較は以下の7つです。

  • 音楽学校に行きたいとお願いした話は?
  • 杏子が河原とお見合いした話は?
  • 桜子が停学処分を受けた話は?
  • 桜子の進学のために再就職先探しや退職金を前借した話は?
  • 杏子が河原に呼び出され体のことを聞かれた話は?
  • 源一郎が事故にあって亡くなった話は?
  • 源一郎が退職金でピアノを買った話は?

音楽学校に行きたいとお願いした話は本当か?

純情きらりでは、桜子が音楽学校に行きたいとと源一郎にお願いしましたが、原作ではお願いはしてません。

音楽学校にいきたいとお願いしたことは原作でも同じですが、勇太郎の進学が優先で音楽学校へは行けませんでした。

自由に学校を選択できたのは笛子までで、お願いしたのは源一郎の死後、笛子に対してです。

杏子が河原とお見合いした話は本当か?

純情きらりでは、杏子が河原とお見合いしましたが、原作でもお見合いしています。

ドラマでは、河原亮一という名前で登場しますが、原作では「吉川」という苗字のみ。

しかも、東京でお見合いしており、嫁ぎ先は北海道の小樽です。

桜子が停学処分を受けた話は本当か?

純情きらりでは、桜子が新入生歓迎会でジャズアレンジの曲を弾いたことで停学処分になりましたが、、原作では停学になった話はありません。

もちろん、停学中に警察署に連れて行かれた話もありませんので、ドラマの創作ストーリーです。

桜子の進学のために再就職先探しや退職金を前借した話は本当か?

純情きらりでは、源一郎が桜子のために再就職先探しや退職金を前借しようとしていましたが、原作ではそういった話は一切ありません。

桜子が東京の音楽学校へ進学を希望していたのは原作でも同じですが、進学を断念しているため、ドラマのようなストーリーはありません。

杏子が河原に呼び出され体のことを聞かれた話は本当か?

純情きらりでは、杏子が河原にマルセイユに呼び出され、体のことを聞かれましたが、原作ではそういった話は一切ありません。

原作では、嫁ぎ先は北海道の小樽で、東京で一度あったっきり、そのまま小樽に嫁いでいます。

源一郎が事故にあって亡くなった話は本当か?

純情きらりでは、源一郎が崖が崩れ、事故にあい亡くなってしまいましたが、原作ではそういった話は一切ありません。

原作では、源一郎は1931年に61歳で亡くなっており、死因までは分かりませんが、突然死です。

源一郎が退職金でピアノを買った話は本当か?

純情きらりでは、源一郎が退職金でピアノを買っていましたが、原作では中古のピアノを購入しています。

このピアノが源一郎の最後の大きな買い物でしたが、退職金で買った話しは創作ストーリーです。

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