こちらでは、朝ドラ「本日も晴天なり」のあらすじを、放送終了後最速で、ネタバレ更新しています。
あらすじや感想に、放送前のネタバレが多く含まれていますので、先を知りたくない方はご退室ください。

再放送予定の朝ドラ『本日も晴天なり』のネタバレあらすじ
こちらは、朝ドラ「本日も晴天なり」各週・各話のあらすじをまとめたネタバレ一覧です。
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各週のネタバレについては、要点を絞ってまとめており、ストーリーに直接影響しない部分はカットしておりますので、詳しい内容を知りたい場合は、各話ごとのあらすじネタバレをご確認ください。
「本日も晴天なり」あらすじ概要
こちらでは、朝ドラ「本日も晴天なり」あらすじの概要で、ネタバレを多く含んでいます。
朝ドラ『本日も晴天なり』は、1981年10月5日から1982年4月3日まで放送されたNHKの連続テレビ小説です。
朝ドラの第28作目にあたる『本日も晴天なり』は、東京人形町に生まれた桂木元子の昭和を生きる女性の奮闘記を描いたものです。
ヒロインの桂木素子は、昭和元年に東京・人形町で生まれました。
桂木元子は、NHKのアナウンサーの採用試験を受け見事合格。
史実では、1944年にNHKは31人の女性アナウンサーを採用しており、戦時中の特例とはいえ、これほど多くの女性が採用されたのは、NHKの歴史の中でもこの年だけです。
結婚後、自分だけ決まった仕事を持っていないと、自分の生き方にもの足りなさを感じてきます。
そこで、たまたま週刊誌で見つけた懸賞手記「私の八月十五日」の募集記事をみて、応募することを決めます。
八月十五日は、元子にともって忘れられない日で、仲間たちに励まされ身をけずる思いで原稿を完成させます。
そして、その元子の書いた応募手記「あの瞬間の放送員室」が見事特選に選ばれます。
その後、元子はルポライターとして活躍し、作家にまで登りつめました。
朝ドラ『本日も晴天なり』は、そんな桂木素子の生き方を昭和の時代と重ね合わせながら描いていく作品です。
桂木元子のモデルは?
朝ドラ『本日も晴天なり』のヒロインである桂木元子のモデルは、元NHKアナウンサーで作家の近藤富枝さんです。
近藤富枝さんは、NHKアナウンサーを1年余り勤務したのち、軍事史研究家の土門周平さんと結婚します。
結婚してから約0年専業主婦として生活を送りましたが、主婦の友社の専属ルポライターとなり、作家としても活躍した人物です。
「本日も晴天なり」各週あらすじの概要
第1週~4週のあらすじ
戦時下の生活が、日に日にきびしさを増してきた昭和19年夏。
ヒロイン・桂木元子(原日出子)は、八代続いた日本橋の江戸染の老舗「吉宗」の娘で、当年とって19歳である。
女子放送員になりたいが、父・宗俊は大反対するに違いない。
そこで元子は、兄・正大に援護射撃を頼む
アナウンサーになりたい一心の元子は、実家近くの水天宮に「お願いがあるんです水天宮さん」と試験合格の願をかけにきた。
そこへ知り合いの芸者・金太郎がやってくる。
正大は恋人・千鶴子と再会を誓う。
正大の出征を前に、宗俊は精魂こめて祝いののぼり旗を織るのだった
元子は兄の中学時代の先輩の正道を、たのもしさと数の念をもって見ていた。
元子がアナウンサーになることに大反対だった父・宗後は、元子をはじめとする周囲の熱意におれて許しを出した
いよいよ試験!元子ははりきって発声テストに挑戦!
昭和19年8月、戦局が悪化する中で正大の現役入営の日がきた
専門学校に通っていた元子は、日本放送協会の放送員募集を知って受験し、合格する。
この年採用された16期のアナウンサー、女性31名、男性1人の計32名は、全国各地から研修のために東京へ集まってきた。
一年後の終戦など知るよしもない元子たちは、華やいだ雰囲気の中で毎日研修にあけくれた。
さて、研修が終わりそれぞれの職場に配属されると、元子たちは、国内放送はもちろん、海外向けニュースも担当し、時には取材活動にまでかり出され、毎日が激務の連続となった。
彼女たちはさまざまな困難に直面しながらも、決して明るさを失わなかった。
そこには生き生きと働く青春模様があった。
やがて終戦……。
戦争が終ったのぼると肩を抱き合った元子の目からは、とめどなく涙が・・・・
アメリカ軍が進駐してくることへの不安と、男性アナウンサーたちが復員してくるという現実の中で、彼女たちのほとんどが職場を去っていく。
一年という短期間に、青春のありったけをぶつけた元女性アナウンサーたちは、戦後へのそれぞれのきびしい再スタートを、失職という地点から始めなければならなかった。
その後元子は結婚し、こどもを育て家庭を守りながら、自分の世界をつねに失わず、やがてルポライターとしての道を歩んでいく。
第5週~8週のあらすじ
太平洋戦争末期の昭和二十年三月十日未明。
東京はB29三三〇機によるすさまじい大空襲にみまわれた。
どこもかしこも焼け野原になった東京で、元子(原日出子)の住む人形町は、かろうじて焼け残った。
全員が無事だった元子一家は、町内の救援活動におおわらわである。
勤務先の放送局にもどった元子は、先輩の放送員・黒川由美の死を知り、大きなショックを受ける。
人形町でも、芸者・金太郎(木の実ナナ)の行方がついにわからなかった。
親しい人たちの突然の死に直面し、悲しみのどん底にいる元子を、兄の先輩で陸軍中尉の正道(鹿賀丈史)はしっかりと抱きしめるのだった。
戦局はますます悪化し、日本の敗色は日に日に濃くなっていった。
終戦前日の八月十四日。
終戦による反乱軍の放送局占拠を危惧した放送員室長・立花(渥美国泰)は、元子ら十六期生を集めて訓示した。
「その時は自分を守りなさい。いいね。自分を大切にしなさい。」
女子放送員たちは、まさに激動の歴史の真っただ中にいたのだ。
そして終戦。
放送局には進駐軍がやってきた。
そして、戦地からも男子職員が少しずつ復員してきた。
女性アナウンサーに対してはことのほかやさしい進駐軍に、業を煮やした沢野(森田順平)は、ある日アナウンス室でふんまんをぶちまける。
「戦争が終って、もう役目はすんだのだから、生活の心配のない女の子はさっさとやめるべきだったんだ」
それを聞いてカッと頭に血がのぼった元子は、「そこまで言われて残るわけにはいきません、私はやめます」とたんかを切る。
そして元子と同じ気持の十六期生東京組の九名は、全員で立花に辞表を提出する。
放送協会を退職した元子は、古着屋として第二の人生を歩み出すのだった。
第9週~12週のあらすじ
昭和20年秋…。
元子(原日出子)と正道(鹿賀丈史)の仲を周囲が早合点し、二人の知らぬ間に話はあらぬ方向へ進んでしまった。
しかし、そのうわさがきっかけとなってお互いの気持を知った二人は、めでたく結婚のはこびとなった。
こうして、元子にとっても日本にとっても激動の年、昭和20年が暮れていった。
年が改まるとすぐに、正道は出版事業で、元子は生活必需品の交換業で忙しい毎日が始まった。
ある日、兄・正大の戦死の報が届いた。
突然の悲報にトシ江(宮本信子)は泣き伏し、宗俊(津川雅彦)は歯をくいしばって悲しみに耐える。
しかし、そんな桂木家にも明るい話題があった。
元子がみごもったのである。
それから四か月後、正大とフィリピンで同じ部隊にいたという草加(冷泉公裕)が、正大のまいご札を持ってあらわれた。
出征のとき、宗俊が手渡したものである。
正大の生存に一筋の望みを託していた元子たちだったが、悲しみも新たに、正大の葬式がしめやかにおこなわれた。
ある日、正道の出版事業を手伝うことになった草加が、紙の代金を持ったまま行方不明になった。
「持ち逃げしやがった!」
そんな騒動の中で、元子は敷居につまづいて、おなかの子を死産してしまう。
男の子であった。
正道は病院に横たわる元子の涙をそっとぬぐってやりながら、彼女を精いっぱい励ますのだった。
「あの子は必ず帰ってくるよ。弟や妹を連れてきっと帰ってくるよ」
若さと気力で健康を取りもどした元子のもとに、日本放送協会で働く恭子(小島りべか)から連絡があった。
妊娠しているのぼる(有安多佳子)のピンチヒッターとして、番組〈婦人の時間〉を手伝ってもらえないかというのだ。
おなかの子をなくした悲しみから立ち直るためにも、元子はもう一度マイクの前に立とうとする。
第13週~17週のあらすじ
昭和8年、秋。
元子(原日出子)と正道(鹿賀丈史)の長男・大介は三歳になった。
大介は吉宗の仕事場をはしゃぎまわり、藍ガメの中にころがり込んで真っ青に染まってしまうほどのいたずら盛り。
元子たちには、あわただしくも幸せな日々が続いていた。
そんなある日、平和をゆり動かす一通の電報がい込んだ。
「チチ キトク スグ カエレ ハハ」
山陰の松江から正直にあてた、母・邦世(磯村みどり)からのものだった。
正道と元子は大介を連れて、とるものもとりあえず松江にたった。
松江では、元子の献身的な看護もあって、正道の父・泰光(森塚)の病状は日一日と快方に向かった。
そんなおり、正道の出版社が倒産したという知らせが東京からはいる。
病気の父を持ち、職を失った正道に、元子は松江で暮らす決心を打ち明ける。
正道は松江の役所に勤めが決まり、元子の新しい生活が始まった。
それから2年の歳月が流れた。
元子には2人目の子どもの道子が生まれた。
子どもたちに囲まれて楽しい毎日を送る元子だが、なぜか気が減入って仕方がない。
「私だけ、決まった仕事を持っていない・・・」
日本放送協会の16期生の仲間たちはラジオ、テレビに活躍し、祖母・波津(原泉)や邦世もそれぞれの仕事に励んでいる。
元子は自分の生き方にもの足りなさを感じてきていたのだ。
そんな元子の不注意がもとで、大介がけがをしてしまう。
幸い、手当てが早く大事にはいたらなかったが、邦世は元子をいさめる。
「子どももちゃんと育てられんようで、いったい、おなごにどぎゃん仕事ができようかい」
元子は邦世のことばを深く肝に銘ずるのだった。
第18週~21週のあらすじ
昭和三十八年のある日、ナップザックをかついだ順平(斎藤建夫)が突然、元子(原日出子)を訪ねてきた。
順平は記録映画の製作のために四国へ行っていたのだ。
順平はそこで出会った職人の世界に魅せられ、その世界を追って一年間の旅に出たいと元子に告げる。
順平は元子に励まされ、思いきって宗俊(津川雅彦)に自分の決心を打ちあけることにした。
宗俊は順平の目を厳しく見つめたあと、意外にも「行きゃあいいさ」とひとことつぶやくのだった。
その翌日、順平は、自分の世界を求めて旅立っていった。
元子が、地道に、思うことを書きつづっていこうと心に決めたやさき、新聞に彼女の投稿記事が載った。
そしてまもなく、児童文学新人賞の第二次選考の候補者の中にも元子の名まえが登場した。
母親の活躍に大喜びの大介(中村雅紀)と道子(川瀬香織)に、精いっはい冷静さを装いながら笑顔で答える元子だが、内心のうれしさはかくしきれない。
しかし、有頂天になっていた元子に訪れたのは、落選の知らせだった。
がっかりした元子がその時何気なくひらいた週刊誌に、懸賞手記「私の八月十五日」の募集記事があった。
「八月十五日……この日は私たちの年代には忘れられない日…」
元子は、終戦の玉音放送をめぐる心臓の凍るような体験を思い出すと、結果などどうでもいい、とにかくこの手記を書かなくてはいけないと強い使命感にとらわれるのだった。
ところが、一度書きはじめてはみたものの、胸に湧きあがってくるさまざまな思いに、筆が乱れて思うように執筆がはかどらない。
元子は正道(鹿賀丈史)や十六期生の仲間たちに励まされ身をけずる思いで原稿を完成させる。
元子の書いた応募手記「あの瞬間の放送員室」は二千通以上の応募の中から特選に選ばれる。
元子はみんなから祝福されて、しみじみと幸せをかみしめながら夢のような時をすごしていた。
そんなある日、正道が工事現場の事故で生死をさまよう重傷をおう。
第22週~26週のあらすじ
昭和40年、秋。
元子(原日出子)は、雑誌「女性時代」のルポライターとして忙しい毎日をおくっていた。
一方、正道(鹿賀丈史)は、以前から興味を持っていた人間工学をもとに、家具などの、暮らしの設備の設計とデザインをはじめていた。
中学三年生になった長男・大介(田島理司)は、取材で家を空けがちな元子が気に入らない。
大介の反抗的な態度が気にかかっていた元子はある日、息子に自分の正直な気持をうちあける。
「あなたたちにはずいぶん不自由をかけてきたけど、それだけに、あなたたちの母親として誇れる仕事をしようと思ってきたわ」
自分の仕事に真剣に取り組む母親の姿を目の前にして、大介はそれまでの不安が泡のように消えていくのを感じた。
「今度の元子の仕事は「古き良き変わりもの」という企画だった。
そこで元子が思い浮かべたのが、人形町の三人―宗俊(津川雅彦)、友男(犬塚弘)、幸之助(牧伸二)だった。
元子の企画した三人の座談会は、ねらい通り成功し、面白い記事ができた。
しかしその直後、宗俊が寝込んでしまう。
元子たちがその異常に気がついた時、すでに宗俊は帰らぬ人となっていた。
人形町界わいの人びとの悲しみの涙の中で、宗俊の葬儀がしめやかにとりおこなわれた。
「そのころ連続しておこった飛行機事故が、新聞の紙面をにぎわしていた。
富士山に飛行機墜落!突然のニュースに、「女性時代」編集長の泰子(三木弘子)は、元子にその取材をたのむ。
元子が初めて経験する地方出張取材だった。
ところが元子の取材中、正道のもとに松江から思いがけない電話が入る。
祖母・波津(原泉)の危篤の知らせである。
元子が松江にかけつけた時は、すでに波津が息をひきとったあとだった。
正道に支えられるように波津の霊前にむかった元子は、骨箱を抱きしめるように号泣するのだった。
朝ドラ「本日も晴天なり」キャスト
朝ドラ「本日も晴天なり」の詳しいキャスト情報は「本日も晴天なりのキャスト一覧」でご確認できます。
桂木元子 – 原日出子
夫・大原正道 – 鹿賀丈史
父・桂木宗俊 – 津川雅彦
母・桂木トシ江 – 宮本信子
兄・桂木正大 – 福田勝洋
妹・桂木巳代子 – 小柳英理子
弟・桂木順平 – 吉田紀人
叔父・花山洋三 – 上條恒彦
正道の祖母・大原波津 – 原泉
アナウンサー時代の同期生・向井恭子 – 小島りべか
五十嵐悦子 – 渡辺佐和子
立山のぼる – 有安多佳子
芸者・金太郎 – 木の実ナナ
隣人・神長幸之助 – 牧伸二
隣人 – 吉田友男 – 犬塚弘
池内千鶴子 – 石井めぐみ
小芳 – 左時枝
絹子 – 茅島成美
泰子(「女性時代」編集長) – 三木弘子
圭子 – 鈴木美江
順平 – 斉藤健夫
その他 – 菅井きん、小松政夫、赤塚真人、森田順平、田中美佐子、川上麻衣子、木下浩之、市川兵衛、江藤漢斉
朝ドラ「本日も晴天なり」の脚本家
小山内美江子(おさないみえこ)
昭和5年、横浜生まれ。
昭和28年、東京スクリプター協会会員となり、「真空地帯」などの映画製作に参加。
同37年から作家生活に入り、〈早筆右三郎〉〈マー姉ちゃん〉〈三年B組金八先生>など、数多くのテレビドラマ、小説執筆で活躍している。
朝ドラファンの皆さんのコメント!
草加はその後どうなったのか
12月25日日曜日の集中放送を見ましたが、あらすじをラストまで読むと、何となく在り来たりの朝ドラに感じてしまいますが、小山内先生の作品ですから、きっと最終話は視聴者の心が「晴天」になるのでしょう。
朝ドラは、毎日欠かさずに見ています。今は「本日も晴天なり」「舞いあがれ」をBSで朝、つづけてみています。2つ続けてみていると、昔と、今の作品の違いがはっきりします。昔の作品は、物事に対して、丁寧に作られている気がします。人の結びつきも昔は、今より強かったのかもしれないです。舞いあがれは、楽しく見ていますが、主人公が、如何したいのか。今一つ、はっきりしません。パイロットのままだったら、どうなっていたかなと考えるときがあります。お父さんの夢のためにはたして、人間は生きていけるものなのかなあと。あくまで和橋の考えですが、自分の夢のためにがんばれるのではとおもったり。過去の作品は、改めて今見ていますが、どれをとっても、一度見ているのに、初めて見ているような感じで見ています。ですから、朝は、2つのドラマどちらも本当に楽しみに見せていただいています。朝ドラは素晴らしいです。ありがとうございます。