【エール実話】久志が研究生としてコロンビアに入社したのは本当!?音も久志と同じようなことしてました!

エールでは、佐藤久志が研究生としてコロンビアに入りました。

佐藤久志がコロンビアに研究生として入った話は、実話でしょうか?

結論からいうと、佐藤久志のモデルある伊藤久男さんは、古関裕而さんの紹介で入社しているので、実話ではありません。

ただし、いきなりのメジャーデビューではなく、研究生的なところからデビューしています。

こちらでは実話を詳しく解説していますが、エールと実話の結果だけ知りたい方は、「まとめ▼」をご覧下さい。

エールと実話の比較まとめ≫

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エール第65話『研究生として道開く!』のあらすじ

こちらは、エール第65話『研究生として道開く!』のあらすじの一部です。

ネタバレを含みますので、まだ視聴していない方はご注意ください。

裕一は新聞を受け取ると、その場で開きました。

『コロンブスレコード専属新人歌手募集の合格者は、東京出身の寅田熊次郎さん十八歳に決定』

紙面にはそう書かれていました。

結果を知った久志と御手洗は、コロンブスレコードに乗り込み、杉山に詰め寄り抗議します。

なぜこんな結果になったのか説明を求めると、その奥の方では、廿日市と熊次郎が契約を交わしていました。

選考を選考を考えなおすよう訴えていると、そこに熊次郎がやってきて、御手洗に、本気で受かると思っていたのかと馬鹿にするような言い方をしました。

それに怒った久志が詰め寄ると、逆に熊次郎から顔を頭突かれてしまい倒れこみます。

裕一が大丈夫?と駆け寄ると、そこへ廿日市がやってきて、思いもよらないことを口にするのでした。

それは久志を研究生として契約してくれるという話です。

ただし、新人のカバン持ちなど屈辱的な仕事もしなければならず、それでも「うまくいけば、デビューもできる。」と話しました。

エールと実話の比較

【エール実話】久志が研究生としてコロンビアに入社したのは本当!?音も久志と同じようなことしてました!

さて、佐藤久志が研究生としてコロンビアに入りましたが、伊藤久男さんの実話では、実際どうだったのか比較していきます。

実話の出所は、以下の書籍です。

佐藤久志が研究生としてコロンブスレコードに入社した話は実話?

エールでは、佐藤久志が研究生としてコロンブスレコードに入社しましたが、これは実話ではありません。

佐藤久志のモデルは、歌手の伊藤久男さんです。

伊藤久男さんは、古山裕一のモデルである古関裕而さんの紹介で、コロンビアのモデルであるコロムビアに入社しました。

よって、久志が研究生としてコロンブスレコードに入社は、実話ではありません。

いつコロムビアからレコードデビューをした?

伊藤久男さんは、コロムビアに入社しましたが、初レコードは、コロムビアではなく、リーガルレコードからデビューしています。

リーガルレコードとは、コロムビアの傍系会社にあたり、廉価盤のマイナーレーベルです。(コロムビアはメジャーレーベル)

リーガルレコードは、コロムビアから発売された曲を歌詞だけ変えて販売する、いわゆる海賊盤的なレコードを発売していました。

値段もコロムビアから発売したレコードよりも安く、そのレコードを歌う歌手は「リーガル歌手」と呼ばれ、一段低く見られていました。

伊藤久男さんもリーガル歌手としてデビューしており、低く見られていた可能性がありますね。

そういう意味では、マイナーレーベルからスタートした伊藤久男さんと、研究生としたスタートした久志は似ているところがあります。

ちなみに伊藤久男さんは、1933年(昭和8年)3月にリーガルレコードから『今宵の雨』の曲でデビューを果たしました。

古山音もリーガル歌手だった?

伊藤久男さんは、マイナーレーベルからのスタートでしたが、古関裕而さんも売れない時期は、マイナーレベールの作曲をしていました。

しかも、そのレコードに吹き込んでいたのは、妻の古関金子さんだったのです。

古関金子さんは、もちろん古山音のモデルの人物です。

古関金子さんも声楽家を夢いていましたが、メジャーとマイナーの格差を知らない彼女には、日本歌謡レコードと話して説得し、歌わせていたそうです。

古関裕而さんが作曲したマイナーレベールは、リーガルではなくヒコーキというレコード会社でしたので、古関金子さんはリーガル歌手ではなく、ヒコーキ歌手と揶揄されていたかもしれません。

エールの佐藤久志が研究生としてコロンビアに入社した話と実話の比較まとめ

ここまで、エールの内容と実話を比較して説明しました。

コロムビアに入社したのは実話でしたが、研究生ではなく、マイナーレコードからのデビューでしたね。

今回のエールと実話の比較をまとめると、以下の通りです。

  • 久志が研究生としてコロンブスレコードに入社した話は、創作ストーリー
  • 久男さんがコロムビアに入社したのは、古関裕而さんの紹介
  • 久男さんがコロムビアからデビューした話は、コロムビアではなく、マイナーレーベルのリーガル歌手としてデビュー
  • 古関裕而さんも、売れない時期にマイナーレベールの作曲をしていた
  • マイナーレベールの曲を、妻の古関金子さんが歌っていた

エールと実話比較まとめ記事

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