【エール実話】演奏会のお金を持ち逃げされたのは本当!?音は小遣いにしようとしていた!

エールでは、寅吉に演奏会のお金を持ち逃げされました。

寅吉に演奏会のお金を持ち逃げされた話は、実話でしょうか?

結論からいうと、裕一のモデル・古関裕而さんは豊橋で演奏会を行った際に、入場料を持ち逃げされていますので、エールの話は実話です。

しかも、音のモデル・内山金子さんはそのお金をお小遣いにしようと考えていました。

こちらでは実話を詳しく解説していますが、エールと実話の結果だけ知りたい方は、「まとめ▼」をご覧下さい。

エールと実話の比較まとめ≫

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エール第25話『演奏会当日』のあらすじ

こちらは、エール第25話『演奏会当日』のあらすじの一部です。

ネタバレを含みますので、まだ視聴していない方はご注意ください。

後日、演奏会も終わり関内家で福島への帰り支度をする裕一。

そこへ音が大変とと大声を上げて帰宅してきました。

掃除の手を止める光子、裕一も二階から降りてきて、何があったのかを聞きます。

すると音が悔しそうに「鶴亀が、、、鶴亀が金持ち逃げした~!」と叫びますが、特に驚きもしない4人。

だから言ったでしょう。いい薬になったわね。」ともともと鶴亀は怪しいと思っていた光子は落ち着いて言いました。

悔しい!警察行く!それとも自分で捕まえる!」と興奮する音に明日東京いくのよとなだめる吟。

だけど、あのお金があればお母さんに迷惑かけずに済むと思っとったのに!」と、東京での資金の足しにしようと考えていた音が訴えると、光子は、最初から出すつもりだったからとなだめました。

ちっとも悔しがってくれない家族たちに不満がある音は、裕一に同意を求めるように「裕一さん悔しいよね?」と聞きますが、「音さんと舞台立てたし、音楽仲間にも出会えたし、楽しかったからいいんじゃない?」とあっけらかんと返事をします。

音楽さえできれば幸せな裕一にとっては、大した問題ではないようです。

エールと実話の比較

【エール実話】演奏会のお金を持ち逃げされたのは本当なのか実話まとめ

さて、寅吉に演奏会のお金を持ち逃げされましたが、古関裕而さんの実話では、実際どうだったのか比較していきます。

実話の出所は、以下の書籍です。

裕一に演奏会の依頼があった話は実話か?

エールでは、裕一が豊橋にいると聞きつけて寅吉が演奏会の話を持ちかけましたが、演奏会の依頼があったのは実話です。

古関裕而さんも豊橋にいたときに、演奏会の話を持ちかけられ、実際に演奏会をしています。

ただし、鶴亀寅吉という人物ではなく、新聞社からの依頼でした。

寅吉に演奏会のお金を持ち逃げされた話は実話か?

エールでは、寅吉に演奏会のお金を持ち逃げされましたが、持ち逃げされたのは実話です。

古関裕而さんも演奏会が終わると、会計をしていた担当者がお金を持ち逃げしています。

こちらについては、裕而さんの長男・古関正裕さんが所蔵している市田清子さんの「清子の手記」に書かれています。

市田清子さんは、正裕さんの叔母に当たる人で、裕而さんの妻・金子さんの姉です。

「清子の手記」では以下のように書かれています。

そこに夜遅くなってから、例の新聞社の人から電話があり「今度の音楽会の会計を担当していた男が、入場料を全額持って行方不明になってしまっています。申し訳ありませんが後日伺いますので。」と何とも無責任な事を言うのです。

一同は腹立たしさを隠しきれず、また同時に落胆し、「何とか後日話しをつけたい」と言いあっていました。

妹は腹を立てながら、福島へ行く直前「後のことは姉さんにまかせます。公演のお礼をお小遣いにと当てにしていた妹は先方に行くのに一寸寂しいから少し借してくれないかしら」と言うので、二人は豊橋駅の陰の方に行って、私は帯板のチャックをあけ、へそくりを全頭二十五円ほど取り出すと、「ごめんね。恩にきるわ。」と言いました。

「いいのよ。頑張ってね。早く東京に出れるようになりたいわね。」と私は妹の手をとり、二人で握り合ったまま姉妹の愛情を噛みしめました。

金子さんは、講演会のお金をお小遣いの当てにしていたようですw

裕一が持ち逃げされても腹を立てていなかった話は実話か?

エールでは、持ち逃げされても楽しかったからいいんじゃないと、裕一は腹を立てていませんでしたが、これは実話です。

音が腹を立ててそれを裕一がなだめていましたが、これも同様に腹を立てている内山金子さんを古関裕而さんを慰めていました。

このエピソードも市田清子さんの手記に以下のように書かれています。

一方、古関といえば「仕方がないよ。楽しかったし良い友達にも逢えたのだから。」と怒るより妹を慰めるので、私は驚くと同時に、世間知らずの田舎のお坊ちゃんなのに何という気持ちの大きい欲の無い人なんだろうと感心さえしました。

この事件はその後も解決せず、皆の怒りはおさまりませんでしたが、古関にとっては初めての舞台の経験ですしいい思いでとなったのかもしれません。

エールで裕一に演奏会の依頼があった話と実話の比較まとめ

ここまで、エールの内容と実話を比較して説明しました。

依頼があった話は実話でしたが、まさか音がすねているのを慰めた話まで実話とはびっくりですね。

今回のエールと実話の比較をまとめると、以下の通りです。

  • 裕一に演奏会の依頼があった話は、本当!新聞社からの依頼で演奏会を行った
  • 寅吉に演奏会のお金を持ち逃げされた話は、持ち逃げされたのは実話で、会計をしていた担当者がお金を持ち逃げした
  • 裕一が持ち逃げされても腹を立てていなかった話は、本当!腹を立てている内山金子さんを古関裕而さんが慰めた

エールと実話比較まとめ記事

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