【エール実話】裕一が月2曲作曲して1年3,500円の契約を結んだ話は本当か?木枯正人より2.5倍の給料だった!?

エールでは、コロンブスレコードと月に2曲作曲して1年3,500円で契約をしました。

レコード会社と月に2曲作曲で1年3,500円の契約を結んだ話は、実話でしょうか?

結論からいうと、裕一のモデル・古関裕而さんも専属作曲家の契約をしていますが、契約内容は創作ストーリーの可能性が高いです。

しかも、微妙に契約金額が違います。

こちらでは実話を詳しく解説していますが、エールと実話の結果だけ知りたい方は、「まとめ▼」をご覧下さい。

エールと実話の比較まとめ≫

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エール第30話『裕一の重大な決断』のあらすじ

こちらは、エール第30話『裕一の重大な決断』のあらすじの一部です。

ネタバレを含みますので、まだ視聴していない方はご注意ください。

無事、音と再会した裕一は、コロンブスレコードとの契約に来ました。

「1年3,500円。結構なもんでしょう?」

まあ、、、僕の年収に比べれば少し落ちるんだけど。

この意味分かる?

廿日市誉が笑顔で応対します。

「月に2曲は作曲してもらう。」

基本は毎日レコード会社に来て仕事なんだけど、まあそれは適当でいいから。

随分とざっくばらんな口調の廿日市に、戸惑う裕一。

このお金ね。言っちゃえば君にお金貸してるのと同じなんだよ。

早くヒット曲出して会社にお金返そうね。

言ってる意味、、、分かるよね?

よく分からないまま、裕一ははいと返事をします。

廿日市のペースに乗せられて、契約書に住所と名前を書くよう促されます。

実は、裕一が契約を挑むとき音も同行していました。

応接室の入口から裕一の様子を覗っていた音に、書いていいのかな?と目線を送ると音はウインクして、書きなさいとサインを送ります。

契約が終わり廊下で合流する裕一と音。

エールと実話の比較

【エール実話】裕一が月2曲作曲して1年3,500円の契約を結んだ話は本当なのか実話まとめ

さて、レコード会社と月に2曲作曲で1年3,500円の契約を結びましたが、古関裕而さんの実話では、実際どうだったのか比較していきます。

実話の出所は、以下の書籍です。

裕一がコロンブスレコードと専属作曲家の契約を結んだ話は実話か?

エールでは、裕一はコロンブスレコードと専属作曲家の契約を結びましたが、これは実話です。

裕一のモデルは古関裕而さんで、コロンブスレコードのモデルは日本コロムビアです。

古関裕而さんも日本コロムビアと専属作曲家の契約を結んでいます。

裕而さんが日本コロムビアと契約できたのは、作詞作曲家の山田耕筰さんの推薦があったためです。

こちらについては「【エール実話】小山田が裕一をコロンブスレコードに推薦した話は本当か?コロンブス側から相談を受けて推薦しました!」で詳しくまとめています。

コロンブスレコードと月に2曲作曲する契約を結んだ話は実話か?

エールでは、廿日市誉から月に2曲は作曲してもらうという話がありましたが、これはおそらく創作ストーリーです。

関連書籍ではコロムビアと契約した話はありますが、月2曲という条件について触れている書籍は確認した限りありませんでした。

唯一あったのは、古関裕而さんではなく、木枯正人のモデルである古賀政男さんです。

古賀政男さんもコロンビアに所属していましたが、「月2曲」を条件に専属作曲家の契約を結んでいました。

古関裕而さんの自伝では、「私は呼び出しがある時だけ会社に出かけた。普通の社員とは違って仕事のある時だけ出社すればよいのであった。」と書かれています。

現に契約後、コロムビアからは出社命令もなければ辞令もなく、自宅待機の状態で数ヶ月過ごしています。

もしかしたら、古賀政男さんの契約内容を裕一に当てはめたのかもしれません。

コロンブスレコードと1年3,500円で契約を結んだ話は実話か?

エールでは、コロンブスレコードと1年3,500円で契約を結びましたが、これは微妙に金額が違います。

古関裕而さんは、コロムビアからは月300円で契約を結んでおり、年額で3,600円となります。

多くの書籍では、月300円で契約を説明されていますが、「古関裕而の昭和史 国民を背負った作曲家」だけは、月給200円となっていました。

月給200円なら年額2,400円となり大きく金額が違いますが、どちらが正しいのかは判断がつきません。

ちなみに古賀政男さんは、月120円(1年1,440円)で契約しているので、古関裕而さんは、古賀政男さんの2.5倍の金額で契約していたことになります。

エールでコロンブスレコードと月に2曲作曲して1年3,500円で契約した話と実話の比較まとめ

ここまで、エールの内容と実話を比較して説明しました。

専属作曲家の契約をしたのは実話でしたが、契約内容は微妙に違っていましたね。

今回のエールと実話の比較をまとめると、以下の通りです。

  • 裕一がコロンブスレコードと専属作曲家の契約を結んだ話は、本当!作詞作曲家の山田耕筰さんの推薦があったから
  • コロンブスレコードと月に2曲作曲する契約を結んだ話は、創作ストーリー可能性が高い!仕事がある時だけ会社に出社していた
  • コロンブスレコードと1年3,500円で契約を結んだ話は、書籍でも月200円、月300円と金額が分かれており、微妙に金額が違う

エールと実話比較まとめ記事

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