朝ドラ「エール」は実話とどこまで同じ?史実から徹底比較

こちらは、朝ドラ「エール」のあらすじがどこまで実話だったのかまとめたページです。

各週ごとにエールの内容が本当の話なのか、エールの登場人物のモデルに関する書籍やサイト▼をチェックし、1つ1つ史実を調べています。

実話と断定できない場合は。その可能性について言及、デマ情報については伝記などの信憑性の高い情報を掲載して、みなさんご自身が判断できる材料もいっしょに提供するようにしています。

スポンサーリンク

エール第5週の実話

朝ドラ「エール」第5週「愛の協奏曲」は、三郎登場ですったもんだで二人が結婚を約束する話です。

【エール実話】裕一が音に会いにいった話は本当か?駆け落ち寸前だった!?
朝ドラ「エール」では、さよならの手紙から裕一が音に会いに行きました。裕一のモデル・古関裕而さんが音のモデル・内山金子さんに会いに行ったのは事実ですが、別れの手紙で会いに行ったわけではありません。二人が出会ったのは名古屋で駆け落ち寸前、、、
【エール実話】三郎が関内家に行った話は本当か?裕一は音を連れて帰ろうとしていた!?
朝ドラ「エール」では、祭りを楽しんで帰ってきた二人が家に帰ると、三郎が関内家に来ていました。三郎のモデル・古関三郎治さんが関内家に行った話は実話ですが、突然ではなく、事前に連絡を受けてから豊橋に行きました。しかも、結婚を反対していたわけではなく、、、
【エール実話】演奏会のお金を持ち逃げされたのは本当!?音は小遣いにしようとしていた!
朝ドラ「エール」では、演奏会が終わった後に、鶴亀寅吉がお金を持ち逃げしました。実話では、もともと依頼したのは新聞社ですが、お金を持ち逃げされたのは実話です。しかも音のモデル・内山金子さんは演奏会のお金を自分のお小遣いにしようとしていました。

エール第6週の実話

朝ドラ「エール」第6週「ふたりの決意」は、ただのつなぎとしった裕一が吹っ切れて上京する話です。

【エール実話】イギリス留学が取り消しになった話は本当か?パトロンが亡くなったことが原因!?
朝ドラ「エール」では、イギリスから手紙が届き中を見てみるとイギリス留学が取り消しになったことが書かれていました。裕一のモデル・古関裕而さんは留学していませんが、イギリス留学が取り消しになったかは定かではありません。取り消し説には2つの原因が、、、
【エール実話】小山田が裕一をコロンブスレコードに推薦した話は本当か?コロンブス側から相談を受けて推薦しました!
朝ドラ「エール」では、廿日市が小山田に呼び出され、裕一をコロンブスレコードで契約してほしいとお願いされました。小山田のモデル・山田耕筰さんの推薦で契約を結んだ話は実話ですが、きっかけはコロンブスのモデル・コロムビアから相談を受けたからです。
【エール実話】裕一が月2曲作曲して1年3,500円の契約を結んだ話は本当か?木枯正人より2.5倍の給料だった!?
朝ドラ「エール」では、コロンブスレコードと月に2曲作曲して1年3,500円で契約をしました。裕一のモデル・古関裕而さんも専属作曲家の契約をしていますが、契約内容は創作ストーリーの可能性が高いです。実話では、木枯正人より2.5倍の給料をもらっていました。

エール第7週の実話

朝ドラ「エール」第7週「夢の新婚生活」は、コロンブスレコードと契約したがまったくレコードが出せずに1年が過ぎ、パワフル音さんが契約交渉に挑む話です。

【エール実話】木枯がコロンブスレコードに入社した話は本当か?実は平社員希望でした!
朝ドラ「エール」では、木枯が裕一の同期でコロンブスレコードに入社しました。木枯のモデル・古賀政男さんは、裕一のモデル・古関裕而さんと同期でコロムビアの専属作曲家ですが、実は平社員希望でした。その理由とは、、、
【エール実話】コロンブスレコードとの契約金が印税の前払い金だった話は本当か?ノルマが月約8,900枚でした!
朝ドラ「エール」では、裕一は木枯から契約金が印税の前払いだと聞かされました。契約金が印税の前払い金だった話は実話です。裕一のモデル・古関裕而さんもコロンブスのモデル・コロムビアと同様の契約をしており、しかも前払い金だった話も後で知ります。
【エール実話】音と久志が同じ音楽学校に在籍していた話は本当か?同じ声楽科で近所に住んでいました!
朝ドラ「エール」では、久志と裕一が再会しましたが、久志も東京帝國音楽学校の生徒でした。音と久志が同じ音楽学校に在籍していた話は実話です。音のモデルは古関金子さんで、久志のモデルは伊藤久男さん。久男さんは古関家の近所に住んでいて、よく入り浸っていました。
【エール実話】音が廿日市と契約交渉した話は本当は?契約解除を免れても結局半額でした!
朝ドラ「エール」では、裕一から契約料を半額にされた話を聞いて、音がコロンブスレコードに乗り込み契約交渉しました。実話では、古関夫婦二人で、廿日市のモデル・米山正さんに直談判していますが、契約解除は免れても契約料半額になってしまいました。

エール第11週の実話

朝ドラ「エール」第11週「家族のうた」は、藤堂先生からの依頼で校歌を作曲した裕一は、校歌完成披露会に出席するために福島に帰省することに。実家に変えると喜ぶ両親でしたが、三郎が胃がんに冒されており、亡くなってしまう話です。

【エール実話】藤堂が裕一に校歌を依頼する話は実話!?実は藤堂に将来悲劇が!
朝ドラ「エール」で藤堂が裕一に小学校の校歌に曲をつけて欲しいと依頼。実話でも、古関裕而は恩師の遠藤喜美治から作曲依頼を受けていることが判明。さらに作詞したのは遠藤喜美治本人なのだが、現在の校歌がとんでもないことに!新しい校歌になったのか、それとも、、、
【エール実話】喜多一がついに倒産!実は音に出会う前から倒産していた!?
朝ドラ「エール」で古山親子が帰省すると、喜多一が半年前に倒産していた。実話でも、喜多一のモデルで、古関裕而の生家でもある喜多三も倒産していることが判明。しかし、倒産時期が違っていて、実話で話進めていたらエール終わっていたかも!?
【エール実話】三郎が胃がんで余命わずか!?実は帰省前に亡くなっていた!?
朝ドラ「エール」では、三郎が胃がんに冒されて、もう長くないと宣告される。三郎のモデルは、古関裕而の父・古関三郎次で、亡くなった日は、1938年(昭和13年)の6月5日ですが、死因は不明。しかし、近い将来、死因が判明する可能性が大です。その可能性とは、、、
【エール実話】三郎が亡くなった時期は実話と一緒か?エールの時系列と徹底比較!
朝ドラ「エール」では、三郎が胃がんに冒されて、亡くなってしまいました。三郎のモデルは、古関裕而の父・古関三郎次で、亡くなった日は、1938年(昭和13年)の6月5日ですが、実話とは5年も早く亡くなっています。こちらでは、時系列を徹底解説しています。

エール第12週の実話

朝ドラ「エール」第12週「父、帰る・古本屋の恋・環のパリの物語」は、関内家と、バンブー夫婦、双浦環にスポットをあてたオムニバス形式の物語です。

【エール実話】双浦環と今村嗣人が恋人だったのは本当!?お互い既婚者ですが何か?
朝ドラ「エール」では、留学先のパリで双浦環が今村嗣人に惹かれて恋人関係に。双浦環のモデルある三浦環は、留学したときすでに結婚していたので、実話ではありません。今村嗣人のモデルである藤田嗣治も既婚者でしたが、二人が留学先で出会ったことは、、、
【エール実話】双浦環が蝶々夫人のオーディションを受けたのは本当!?オファーっしょ!
朝ドラ「エール」では、留学先のパリで双浦環が『蝶々夫人』のオーディションを受けることに。双浦環のモデルある三浦環さんは、テノール歌手のウラジミール・ロージンから依頼されて『蝶々夫人』に出演しましたので、実話ではありません。プッチーニにあったことは、、、

エール第13週の実話

朝ドラ「エール」第13週「スター発掘オーディション!」は、佐藤久志と御手洗清太郎がコロンブスレコードの新人歌手オーディションに挑戦してバトル物語です。

【エール実話】佐藤久志がコロンビアのオーディションを受けたのは本当!?いえ、コネ入社です!
朝ドラ「エール」では、久志がコロンビアの専属新人歌手オーディションを受けることになりました。久志のモデルは、歌手の伊藤久男氏で、オーディションではなく、古関裕而氏の紹介でコロムビアに入社。しかし、初レコードを発売したのはコロムビアではなく、、、
【エール実話】佐藤久志が義母を受け入れていなかった話は本当!?いえ、義母なんていません
朝ドラ「エール」では、幼い久志が父の再婚相手である義母・玲子をなかなか受け入れませんでした。久志のモデルは、歌手の伊藤久男氏で、久男氏の父・弥が再婚していた話は実話です。ただし、再婚相手で後妻の伊藤千喜さんは、伊藤久男氏の、、、
【エール実話】新人歌手オーディションで歌った曲は存在するのか?廿日市は内心キレていた!?
朝ドラ「エール」では、コロンビアレコード専属新人歌手オーディションで歌唱審査がありました。歌唱審査で歌われた曲は、実際に存在する歌なのか?結論からいうと、古関裕而氏と古賀政男氏が作曲した存在する歌です。ただ、廿日市は内心キレていたかも、、、

エール内容が実話か判断するためにチェックした書籍・サイト

エールの内容が実話かどうか判断するために、以下の関連する書籍を参考にしています。

書籍以外に信憑性の高いサイトとして、以下のサイトも参考にしています。

古関正裕氏のブログ
古関正裕氏は、エールの主人公・古山裕一のモデルである古関裕而氏のご子息です。
古関正裕氏のブログでも、エールと実話の比較をまとめた記事があるので、そちらも参考にしています。
花田達朗氏のブログ
花田達朗氏は、東京大学名誉教授の社会学者です。
早稲田大学ジャーナリズム教育研究所の所長でもあり、佐藤久志のモデルである伊藤久男について参考にしています。
菊池清麿氏のブログ
菊池清麿氏は、音楽メディア史研究家であり、伝記作家でもあります。
エールを制作する上で非常に参考になったと思われる「評伝 古関裕而」の作者でもあります。
エールのストーリーも「評伝 古関裕而」に似ている部分が多く、実話と比較するのに非常に役立ちました。
福島民友新聞(みんゆうNet)
みんゆうNet は、福島民友新聞社が運営するニュースサイトです。
古関裕而氏の故郷である福島ローカルサイトで、エールに登場する人物の親族の対談など記事を参考にしています。

朝ドラファンの皆さんのコメント!